AWAKE / WANDS

WANDS、5thオリジナルアルバム。

シングル「錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう」「Brand New Love」「明日もし君が壊れても」「「今日、ナニカノハズミデ生きている」」収録。上杉昇・柴﨑浩が脱退し、新たにボーカル和久次郎・ギター杉元一生を招いて「第3期」WANDSとして再始動。アニメタイアップのシングル2枚はトップ10ヒットを記録した。

しかし、上杉柴崎の脱退を隠すように行われたメンバー交代劇(メンバー交代が殆どアナウンスされず、和久の歌声が何も言わなければ上杉昇と似ていた為、インターネットが発達していない当時情報が混乱錯綜したらしい)に加えて、2期までのWANDSの功績に水を差すようなベスト盤がリリースされたので、これまでのWANDSファンの怒りを買いファン離れが大加速。アニメ効果で売れたシングル以外は全く売れず、先行シングルから半年以上空いた今作もトップ10落ちしてしまった。翌年にはWANDS解体が発表されたので、結果的に3期最初で最後のアルバムとなった。

そんな流れで3期は当時のファンからは否定的だったが、アニメタイアップで連続ヒットしたこともあり、当時の子供達にとってはWANDS=この世代であり、成長して後追いで聴いたリスナーほど3期WANDSへの評判が良く、当時に比べてかなり再評価されるようになった。





収録曲

01. AWAKE
02. Brand New Love
03. 雲が流れる方へ
04. With you ~living in My Heart~
05. SILENCE
06. 「今日、ナニカノハズミデ生きている」
07. BLACK or WHITE
08. Time washed away
09. 明日もし君が壊れても
10. Still in love
11. Please tell me Jesus
12. 錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう
13. Where there’s a will…

データ

1999年10月27日発売
B-Gram Records
51分31秒

感想

キーボード中心の多彩なポップロック路線へ

上杉・柴﨑が脱退し、再びポップ路線に回帰。そのままミリオンヒット時代に戻るのではなく、ロックな一面は受け継ぎながらキャッチーさを取り戻し、キーボードサウンドを押し出した勢い溢れるポップロック主体の方向性になった。「Little Bit…」のWANDSがポップ方面に進化していたらこうなってたんだろうなというか、残された木村がやりたかったWANDSだったんだろうなと思うけど、これがポップさとロックさ、キャッチーさのバランスが絶妙に絡み合っていて、ポップからミディアム、バラード、退廃的なロックまで曲調も多彩。1曲目からパワーに溢れていて聴いててとにかく気持ちいい

当時一般では売り出し方のせいで3期WANDSは黒歴史的な扱いをされてまともに手に取ってすら貰えなかったという話だけども、91年生まれの当時小学生にとってWANDSのヒット曲といえばアニメ主題歌の「錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう」「明日もし君が壊れても」であり(上杉時代の方が後で知った)、ファンと事務所の喧騒もインターネットが発達してから後追いで知ったので、3期アルバムもフラットに聴けた。フラットに聴いたら何の問題のない名盤だった。このキーボード系J-POPって90年代後半ど真ん中の流行だったんじゃないのか。埋もれたのが物凄く勿体な…。

現代でもこの手のキーボード(電子音)を活かした路線はアニソンユニットで多く見られたりするので、当時アニメタイアップで3期WANDSを知ったアニソン好きリスナーは今作も高確率でハマると思う。八木沼悟志やSCREEN modeが好きならドストライクじゃなかろうか。

★★★★★




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