2025年もよろしくお願いします。
今年の目標は、生活とのバランスを保って思いっきり遊ぶ。
今年もどれだけ更新してなくてもこれだけは恒例殴り書き。民放の各種年末番組が長尺定常化、あれもこれもとアーテイスト数を増やしまくったり過去映像で盛りまくったりしている中、ビルボードJAPAN様の年間チャート成績と限りなく一致した出演者を決められた枠数でピックアップ、絶妙な世代バランスも取り入れ、一般的なイメージと裏腹に見応えともに抜群のクオリティを維持し続けている紅白の感想を。
ME:I「Click」
大挙して登場したガールズグループの中でME:Iは純正日本人グループということを覚えた。日本語ならYouTubeの動画も観ていけそう。初手からClickダンスをやってくれるMISIAがノリノリ。
天童よしみ「あんたの花道」
流石にClickダンスだけでは皆で踊り辛いと判断されたのか併せてトップバッターみたいな扱いに。去年が大阪中継で派手にやり切ったので、良いリフレッシュ的ポジションだったのかも。
こっちのけんと「はいよろこんで」
去年の「オトナブルー」の枠が綺麗にこっちへ流れ込んだ感ある。
Omoinotake「幾億光年」
以前から90年代っぽさのある曲だな…と思ってたら、キーボードのいる3ピーススタイルで余計に90年代バンドっぽさ感。一応2024年のビルボード年間3位(3億再生)なんだけど、ちょっとスマッシュヒットした程度な位置に置かれてしまったような…。確かに初出場した頃のOfficial髭男dism辺りと比べても佇まいがシンプルではあるけども。
Da-iCE「I wonder」
曲調も含めてあの頃のDA PUMPっぽいなぁ、と思ってたらエイベックスだった。大挙しているダンス系グループの中でもこの人達は歌メロキャッチ―で好き。
緑黄色社会「僕らはいきものだから」
歌コン枠。すっかりNHKに気に入られた枠を獲得した感。
放送100年特別企画「歌って踊ろう!KIDS SHOW」
数十年ぶりにじゃじゃまる、ぴっころ、ぽろり、だんご3兄弟と再会。
新浜レオン「全てあげよう」
木梨憲武、所ジョージが応援に駆け付け、謎のスライディング技があった以外はシンプルに歌ステージ。だんだんとイロモノ的扱いで生き残りを強いられる演歌歌謡枠の中で、飾りなく歌披露できるのは貴重であり、この人は変わらないでいてほしい。
JO1「Love Seeker」
曲披露中にメンバーがダンスに交えてボールを渡し合い、最後にボールを持っていたメンバーは誰なのか?という投票クイズ企画が展開。前年の純烈(QRコードを探せ企画)といい、デジタルを活かした企画を1枠考えなければいけないレギュレーションでもあるんだろうか…?
ただ、ナチュラルにボールを投げ合うダンスは鮮やかで、普段ダンス系グループは苦手な自分でも目を惹き付けられた。
山内惠介「紅の蝶」
アルピー、とにかく明るい安村、もう中学生が登場。2年連続で芸人集団と思えば今年は猛練習してバックダンサーという比較的真っ当な出番に。山内さんは気に入っているようなのでオールオッケー(何が?)。
HY「366日」
ドラマ化されてリバイバルというものあるけど、震災を経て別の深い趣を持った曲となっていた模様。すっかり最大ダントツの代表曲と化したな…。
乃木坂46「きっかけ」
この曲は…前回披露した時がかなり印象的だったもんなあ…。
順烈「夢みた果実」
群馬県のファンのおばあちゃんの自宅へ駆けつけてパフォーマンス。やっぱり呼ばれ続けているのはこの距離感が日頃から味なのか。
LE SSERAFIM「CRAZY -Japanese ver.-」
韓国ガールズグループの中でも一際顔も体も良いという印象は確立。
tuki.「晩餐歌」
TV初歌唱、ひたすら顔出しを伏せて後ろ姿のみ映すパフォーマンス。後ろ姿は見えるというのはプロモーションポイントなんだろうか。
BE:FIRST「Masterplan」 TOMORROW X TOGETHER「5時53分の空で見つけた君と僕 [Japanese ver.]」
旧J社を一掃したのはいいけど、それと同じぐらいダンスグループラッシュしすぎでは?とも思うこの頃。ダンス最盛の時代の流れではあると思うけども。
水森かおり「鳥取砂丘~紅白ドミノチャレンジSP~」
まさかのドミノチャレンジ再来。鳥取⇒青山剛昌⇒コナンでaikoという暴力的すぎる繋ぎェ…。
aiko「相思相愛」
曲の雰囲気はあの頃から変わらないので気付かなかったけど、久しぶりに観ると流石に見た目が若干ふっくらしたような…剛昌先生が審査員に参加、コナンの主題歌と映像付きで紹介されてラストに記念コナンイラストが現れる倉木麻衣でも実現しなかったコナンパワー。150億パワーパねぇ…。
郷ひろみ「2億4000万の瞳 放送100周年 GO!GO!SP」
2年前はトップバッターでじゃんけんジャパン、1年前はブレイキングダンスジャパン、今年は100年の歴史映像と共にジャパン。そろそろ次のネタはあるのか。
Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」
後半トップバッター。これまで存在したDJが所属するヒットグループ史上最もDJがDJしているユニットなのではというぐらいスクラッチのインパクト強。そして、この曲が何って歌ってるのかを歌詞テロップで初めて認識した2024年の末。
GLAY「誘惑」
昔よりも声変わった…?
Vaundy「踊り子」
今年は別曲がビルボード年間13位にいるものの、世界的人気ということで2021年の曲に。この人もすっかり「世界に人気」である程度自由に許されるポジションになった感じあるな…。
椎名林檎ともも「ほぼ水の泡」
THE 世界的に人気だからな…枠王座。
星野源「ばらばら」
曲目変更を余儀なくされたものの、元々の曲も2013年の楽曲で、この曲も2010年のデビューアルバム収録曲。実はその年以外の曲が選ばれるの初めてだったけど、そもそも2024年は楽曲リリースしておらず、この人もヒットに囚われないフリーダムが許される枠になってきたか。
Superfly「Beautiful」
2015年、2022年に続いて3度目歌唱。初出場もこの曲だったし相当想い入れのある選曲なのかこれ。「愛を込めて花束を」並に定着するとは。
TWICE「TT~Feel Special スーパーメドレー」
TTに回帰。TTダンスも来年で10周年というこの年が2025年。この大挙して登場するダンスグループの枠(ほぼ韓国)を1つぐらいFRUITS ZIPPER辺りに分けたらいいのに…と少し思ったものの、出場中のグループは確かなヒット実績と事務所の強さが確かにあり、「オトナブルー」ばりに存在感光らせないとまだ厳しいか…とも思ったり。
Number_i「GOAT」
旧J社を抜けてこういう本格派ダンスっぽい方面に行きたかったんだろうなあ…としか…。
B’z「イルミネーション」「LOVE PHANTOM」「ultra soul」
朝ドラ主題歌で事前撮り特別出演…かと思いきや、サプライズでスタジオ登場して「LOVE PHANTOM」「ultra soul」の破格パフォーマンス。年末のB’zといえばMステスーパーライブ、紅白は絶対に断っていそうだった20年ぐらい前には考えられなかった光景。
全てがかっこよすぎる振る舞いに加え、マイクに音が入っていないトラブルもモノともしない60歳稲葉さんの声量パワーが凄すぎた…。
藤井風「満ちてゆく」
NYから生中継。前回(2022年)は倒れて曲終了するパフォーマンスを大泉司会者が食い気味にぶった切って終わっていたが、今回は倒れて暫くした後に司会者がコメントを求めるというそれはそれで雰囲気が台無しになってないか?余韻が。
三山ひろし「恋…情念 ~第8回 けん玉世界記録への道~」
今年はちゃんとギネス達成。年々やりすぎになっていた過剰演出を削ったからかだいぶノーストレスに観れた。
あいみょん「会いに行くのに」
安心安定。
南こうせつ「神田川」 イルカ「なごり雪」
こういう曲が沁みる年齢になってきたかもしれない…。
西田敏行追悼企画「もしもピアノが弾けたなら」
武田鉄矢、松崎しげる、田中健、竹下景子という同世代が集まって歌唱。気が付けば彼らも平均74歳となる時代であり、自分の親世代、学生時代に触れていたタレントさん達もその年齢まで来ている…ということを色々と真面目に噛み締めるひと時でもあった。
西野カナ「EYES ON YOU 紅白スペシャルメドレー」
結婚&出産を経て活動再開後初のTV復帰。デビュー当時の”震える”イメージを思うと、10年前に「Darling」「トリセツ」で方向性を一新していたのが良かったのか、良い意味でだいぶ大人になってカムバックしても自然な感じだったなとは思った。
Mrs. GREEN APPLE「青と夏~ライラック 紅白SP」
ビルボード年間9位&5位。トップ10に4曲ランクインさせる名実ともに2024年トップ人気バンドであり、去年の紅白でも各コーナーで協力的な姿勢も良かったのか、Creepy Nuts達を差し置いて最終盤という大出世に。というか、「ライラック」のイントロで何か単語を叫ぶのって恒例パフォーマンスだったの?
氷川きよし「白雲の城」
2年ぶり復帰。ズンドコでも全王様もおったまげでもなく厳かに歌い切って出番終了。貫禄。
THE ALFEE「星空のディスタンス」
この人達…ホントに老けないな…。
高橋真梨子「for you…」
圧巻。
米津玄師「さよーならまたいつか!」
朝ドラコントと共に特別セットで披露。以前よりも知名度が定着したからか「米津が喋ってる!!」と司会者に叫ばれることもなく。
石川さゆり「能登半島」
2024年明けの能登震災から1年ということで、津軽海峡&天城越えのループを18年ぶりに解除。能登から中継で曲披露した坂本冬美と共に、それぐらい気合いの籠ったステージだった。
玉置浩二「悲しみにさよなら」
この曲もすっかりとラブ&ピースな世界観になったな…。
福山雅治「ひとみ~少年 “あなたへの歌” SPメドレー」
コロナ禍でホールに来るようになった途端トリ枠連続。正直ここ数年はそこまでヒットしておらず、若干扱いが特別過多状態。やはり90~00年代はベテラン演歌歌手が中々どかなくて終盤に大挙していたのが、時代の入れ替わりを経てその枠が90年代J-POPシンガーとなってきているのが2024年か、と思ったり。まあ雅治を差し置いてトリやる人がいるか、と言われたら難しいんだろうけど…。
MISIA「紅白スペシャル2024」
6年連続トリ&4回目の大トリ。流石にヒット実績と扱いの剥離が止まらない状況ではあるけど、今回のMISIAはClickダンスもノリノリでやってくれたり他コーナーでも歌唱したり、勝敗決定後もコメントしたりとすっかり紅組隊長的なポジションにもなっており、ステージもこの迫力だと確かにMISIAを差し置いて大トリになる存在が他にいるか…という話にはなるよな…とも思ってしまった。
結果
視聴者も会場投票も優勢で白組勝利。ブリングバングバングや米津、ミセス、B’zといい目玉が白組に固まっていたので納得の結果。今年は…確かに眼福枠新たにいなかったな…(そこなの?)。
蛍の光
審査発表の合間に歌われるポジションとして、受信料の御礼と共に定着。
有吉司会者が毒舌ゼロなのは緊張ではなく単に丸くなっただけなのか、今回も平和に司会進行。どことなく司会が全員優等生すぎるところが…という気持ちはあったものの、例年通りスッキリと観れる安心の紅白だった。
また、去年に引き続き、旧J社の一掃を今回も維持。オリコンCD年間1位(配信ストリーミング等を含めた総合でも年間2位)のSnow Manも容赦なくいない代わり、離脱組のNumber_iがすかさず登場しているので露骨だなぁ…とは思ったけども。それぐらい旧J社との溝は深いということなのか、星野源の曲変更を余儀なくされる程ピリピリしている状況で、旧J社を出したらその手の話題に何も反論できなくなってしまうからか。仕方は無いけど戻ってくるのは当分先になりそう。
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