PIECE OF MY SOUL / WANDS

WANDS、4thオリジナルアルバム。

シングル「Jumpin’ Jack Boy」「世界が終るまでは…」「Secret Night ~It’s My Treat~」収録。「Jampin’ Jack Boy」はシングル音源と異なり、アルバムの作風に合わせて生音ロックバンドバージョンにリアレンジされている。怒涛の93年から一転、94年は「世界が終るまでは…」1作に留まり、アルバムは1年半ぶりになった。

今作以降2枚のシングルを出した後、上杉昇と柴﨑浩が脱退するので、「第2期」WANDSとしては最後のオリジナルアルバム





収録曲

01. FLOWER
02. Love & Hate
03. 世界が終るまでは…
04. DON’T TRY SO HARD
05. Crazy Cat
06. Secret Night ~It’s My Treat~
07. Foolish OK
08. PIECE OF MY SOUL
09. Jumpin’ Jack Boy
10. MILLION MILES AWAY

データ

1995年4月24日発売
B-Gram Records
46分41秒

感想

2015年に発売20周年記念で行った全曲感想もあるのでそっちも見てね。

ダウナーロックに振り切った最高傑作

4度目のミリオンヒット「世界が終るまでは…」を経て、一気にヘビーなロックサウンドに激変。完全生演奏(「世界が終るまでは…」はドラム打ち込み)に舵を切った他、前作から増えた自己嫌悪、自暴自棄系のダウナーな歌詞が全面を支配するようになり、これまでとは全く質感が異なる。これがミリオン寸前まで売れたので前作まで追っていた当時のリスナーはそのまま今作も手に取ったんだろうけど、前作は片鱗はあってもまだポップさが大きかったので、あまりもの激変っぷりに困惑した人が続出したんじゃないかと思うほど。実際に賛否両論だったようで、第2期末期はどんどんロック路線を深化させ、リリースも鈍らせてヒットを狙いに行かなくなったんだけど、ここに来て上杉昇らが溜め込んでいた葛藤や不満が爆発したのか…。

しかし、これがめちゃくちゃかっこいい。生の激しいバンドサウンドは時代を感じさせないし、暗闇一直線に突き進みながらそれでも希望や救いを見出していく、綺麗事を一切捨てた歌詞世界も学生を卒業して、行く当てもなく途方に暮れていた頃にはかなり共感した。学生時代は単にかっこいいアルバムとしか思ってなかったけど、その時期を経て改めて聴いたら全然違う聴こえ方がした。たぶん就活失敗とか大きな挫折をした時に聴いたら物凄く響くと思う。褪せない最高傑作

★★★★★




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