2021年も締めは実家で紅白。東京へ引っ越して5年、どれだけアニクラに通うようになってDJ始めても関東で年を越したのは1度だけでこのムーブは未だ変わらない。
去年は史上初の無観客放送でどうしても異様な空気が流れていたが、今年は有観客に復活。NHKホールが改修工事で閉館中なので東京国際フォーラム+NHK渋谷スタジオでの放送にはなったが、それ以外は(声が出せない観客席はともかくステージは)概ね元通りに。そうそうやっぱりこの空気だよ…ってなった。
例年よりJ-POPから離れた1年だったものの、年末の年間チャートを振り返る企画で久しぶりに最新J-POPを楽しむ感覚が戻ってきたので、このノリで紅白の感想も適当に残しておこうと思う。適当に一言書いてるだけのテキトーな殴り書きなので悪しからず。
LiSA「明け星」
トップバッター。改めて紅白の派手な舞台で聴いたらこの曲、ベテラン演歌歌手も顔負けにドスが効きすぎである。
YOASOBI with ミドリーズ、アオとキイ「ツバメ」
突然環境番組のようなVTRが差し込まれたのち、特別枠でNHK番組のテーマソング披露。実質、本枠に加えて2回出れて2曲持ち歌を歌えるYOASOBIの圧倒的ヒットパワー。子供向け番組ソングってことだけど、すげえパプリカみのある曲だった。
Awesome City Club「勿忘」
は~るのか~ぜ~を~~
KAT-TUN「Real Face #2」
気が付けばKAT-TUNもアラフォーグループ。亀梨くんがすごい美形なオジサマ手前。
King & Prince「恋降る月夜に君想ふ」
やっぱりジャニーズはこれぐらい爽やかな方が好き。
水森かおり「いい日旅立ち」
今年は大分県の新曲を犠牲にカバー担当となった代わりに、全国各地で歌うカラオケ映像MVが挟まれたのち清水寺で生歌唱する謎の派手待遇。豪華衣装にお金を掛けない代わりにMVと中継でインパクトを稼ぐ方向でカオスさ維持。
まふまふ「命に嫌われている。」
めっちゃシリアスな紹介VTRの後に生歌唱。改めてこう重く紹介されると、こんな疲れた現代に向けた社会的ソングだったのか…。
マツケンサンバⅡ カラフルREMIX
Mステといい結局なんで今マツケンサンバⅡが再び持ち出されたのかは意味不明だったが、17年も経って聴くとやっぱり楽しい曲だった。マツケンが全く老けない…。
DJでTeddyLoidが参加、そのまま前半戦終了してエヴァの次回予告風に後半戦のナレーションが入って中断ニュースに突入という詰め込みカオス。
ドラクエ、鬼滅、エヴァ
オリンピックで演奏されるほど国民的ゲームとなっても、取り上げられた3作品とも全く触れていないのが申し訳ない気持ちに。長編RPGはスーパーマリオRPG(及び以降のペパマリシリーズ)しかやったことなく、「鬼滅」は無慈悲に人が死んでいく作品が無理で触れられないんや…。
しかしかつてのアキバ枠、キャラ紅白、アニメ紅白(笑)みたいなぎこちない扱いだった頃に比べて、いわゆるアニメ・ゲーム枠もかなり丁寧に作り込まれるようになったなぁと思った。これならウマ娘が声優実写でうまぴょいうまぴょい!ってやって変な空気になるより良かったかもしれない
関ジャニ∞「Re:LIVE」
たぶんそういう背景なんだと思うけど、今の情勢をなんとか前向きに歌った曲だった。
BiSH「プロミスザスター」
感極まっているのかめっちゃ音外してるように聴こえたものの、解散前に念願の紅白ということでそんな野暮なことは言わない。
三山ひろし「浮世傘〜第5回 けん玉世界記録への道〜」
M-1で漫才が始まる直前のような紹介VTRが挟まれ、今年も持ち歌披露をBGMにけん玉チャレンジ。年々けん玉の扱いが派手になって完全に曲がBGMだったけど本人はそれでいいのか…。けん玉のBGMとなると名曲のカバーにもできず、自動的に持ち歌を歌えるという狙いもあるんだろうか。だんだんと悪ノリが加速して面白くなくなった典型のようだった。
平井大「Stand by me, Stand by you.」
この手のシンガー、ふと脳裏にナオト・インティライミやRakeが浮かぶ。
ケツメイシ「ライフイズビューティフル」
「さくら」の頃には全く紅白に無縁だったケツメイシが今になって紅白出演するのは心境の変化か、こういったミュージシャンが出演しやすい空気に紅白が変わっていったのか。
Perfume「ポリゴンウェイヴ」
ここまで来ると本人達の曲やダンスは安定で、年々派手に進化しているのはバックの特殊演出な気がする。
millennium parade × Belle(中村佳穂)「U」
なんかすごいアラビアンだった。
宮本浩次「夜明けのうた」
かつてのエレカシに比べて佇まいが綺麗になったなぁと思う。
乃木坂46「きっかけ」
純粋に感動。
細川たかし「望郷じょんがら」「北坂場」
大泉洋がデュエットで参加。「本日のスープ」から17年、遂に紅白歌手。
藤井風「きらり」「燃えよ」
実家から出演、と思いきや生中継に切り替わってスタジオへサプライズ登場。プラスで1曲披露という完全シークレット演出に。正直年末まで知らなかったのが非常に恥ずかしいほど破格待遇だった。そんで凄い好きそうな感じだった。
YOASOBI「群青」
ボーカルの人がとても可愛く目の保養。今年の紅白MVP。
ゆず「虹」
花のアート演出、衣装にまで花が巻き付いているのは若干やりすぎでどことなく宗教ちっく。
あいみょん「愛を知るまでは」
毎年安定して好きな感じ。
星野源「不思議」
曲前トークだけ中継、歌は事前収録。そのためだけに中継出演する必要あったのか。それが不思議。
BUMP OF CHICKEN「天体観測」「なないろ」
まさかの「天体観測」生演奏+気仙沼から「なないろ」をフルコーラス披露。圧巻。
東京事変「縁酒」
ヒット具合に関わらず堂々と最終盤。しかしなんだかかっこよさがある。椎名林檎だから許される安定の聖域感。
石川さゆり「火事と喧嘩は江戸の華」「津軽海峡・冬景色」
まさかのKREVA/MIYAVIとコラボした去年の曲で登場…と思いきや速攻で冬景色に。せっかくルーティンを破って新鮮だったのに勿体な…。ここまで来ると毎年「天城越え」「冬景色」なのは伝統芸能なのかもしれない。
布袋寅泰「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」「さらば青春の光」
布袋だからこそかっこいいモーションの数々。かっこいい。
福山雅治「道標」
去年に続いて今年は現地にいる。そしてやっぱりガチで良い曲。当時カップリング曲だったのが信じられない勢い。
MISIA「明日へ」「Higher Love」
「Higher Love」で提供した藤井風が再び登場。コーラスも務めるなど、初出場の新人にして大トリのサポートミュージシャンという圧倒的破格なオーラ。なんとなく大物感で毎年トリになってる気するけど、今年はそれだけでなんか貫禄感あるトリだった。
結果
ゲスト審査員が全員白、観覧者・視聴者投票が紅で紅組勝利。今年はYOASOBIが圧倒的眼福だったので僕も紅が優勝で良かったと思う(?)
蛍の光
トロフィーを受け取る隙もなく蛍の光に流れ込んだのはコロナ対策だったのだろうか。
今年は有観客へ復活してライブ感が戻ったってのもあるけど、シンプルに司会のMCもリズミカルで凄いテンポがよく最後まで楽しく観れた。年間チャート上位アーティストもドライフラワー優里を除いて全員いた勢いだし、正直紅白が今一番見応えのある年末J-POP音楽番組かもしれない。
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