「相棒16」2話 感想

2話も拡大SP。前回の続きで、田臥(田辺誠一)が捜査禁止を命じるものの案の定特命係の2人は捜査をリスタート。「するな」と言うのは「しろ」という意味なんじゃないかとダチョウ倶楽部理論を語りだした右京さん。アメフトボールを平井邸へ放り投げて取りに行く口実で門を開けてもらうという超戦略に出て潜入することに成功し、伊丹&芹沢も同タイミングで駆けつけ、いつもの推理モードへ。

最初に訪れた時(警察の家宅捜索前)には無かった3人目の被害者が着ていた着物がベッドに隠されていたのを発見し、これが安物だと知った右京さんは3人目だけは突発的犯行だったのではないかと推測。冠城も青木(浅利陽介)を利用して情報収集。一方の平井は余裕全開で、田臥の取調べに「3件目だけでなく全部の供述がデタラメだ」と無罪主張し、慶子(中村ゆり)を使ってビデオレターで特命係に自分の無罪を立証してくれと言いまく始末だったが…。

3件目の殺人は喧嘩の末に階段から突き落としてしまったというもので、それを隠蔽したのが慶子ということが判明。そもそも金に糸目をつけない平井が殺人道具に安物を使うのは考えられず、監視カメラにも慶子が着物を持ち運ぶ様子がガッツリ映っていたので言い逃れ不可能状態に。そのまま慶子は犯人隠避の罪で逮捕され、これによって平井もあっさり陥落

また、今回の事件での田臥の目的は警告を無視して捜査した特命係を違法捜査で立件することにあったが、峯秋(石坂浩二)とセットで転覆してもらわないと困る衣笠副総監(大杉漣)の意思で、今回の捜査は内村(片桐竜次)が捜査命令を出したことに無理矢理してしまった為、違法性が認められずこれも水の泡に。黒幕に潜む日下部(榎木孝明)へ宣戦布告しておいてくれと田臥に突き返す特命係。青木を本格的な協力者にしようと画策する日下部。特命係の上司に就任した峯秋。それぞれの思惑が動いたところで次回へ続く。




2話使って特命係を巡る情勢をじっくり描いたのはスリリングで面白かった。
…けど、逆に2話かけて描いた事件自体は妙に薄味になってしまったような…。

平井はもっとサイコに暗躍する役回りかと思いきや、今回の話では余裕ぶりながらも着々と証拠を集められて実は余裕がなかったのか、釈放のために特命係を告訴取消で買収しようと画策。破綻したと知るや否や金を積めば良かったかと言い出し、不起訴釈放がダメなら裁判員を金で買収して無罪にしてくれと無茶難題を慶子に要求。当然拒否され、呆れる表情の慶子に使えない手下だと呟く平井。これは釈放後不用品として消されるフラグか…と思ったら、平井は何もしないまま、その後すぐ慶子が逮捕されたので詰み状態のまま終了してしまった。いくらなんでもあっさりすぎる。1話と打って変わって小物化が止まらない。

幼少期に母親が不用品を何でも燃やしていた影響で不要物を燃やす人格になったとか色々描かれていたのに、そこも掘り下げて語られず。正直慶子に任せっきりであんまり暗躍もしなかったので、せっかく中村俊介をかっこいい悪役で起用したのに消化不良な出番になっちゃったような…。再登場してほしい。

 
あと、よく見たら中村俊介と榎木孝明って「浅見光彦」の兄弟役じゃん。
というか中村俊介、榎木孝明、水谷豊で歴代浅見光彦揃い踏みじゃん!
…と妙にテンションが上がった。

次回からはまた1話完結の事件モノに戻る模様。しばらくは軽快な普段の「相棒」を楽しめそうかな。

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