アルバム感想(仮)
藍井エイル
『BLAU』
藍井エイル、1stオリジナルアルバム。
No. タイトル 1. overture 2. AURORA 3. INNOCENCE 4. サテライト 5. 閃光前夜 6. HIGH & HIGH 7. アヴァロン・ブルー 8. frozen eyez 9. 夢の終わり 10. Lament 11. フェイトレス 12. Reunion 13. 空を歩く 14. MEMORIA
2013年1月30日発売 SME Records 62分17秒 ★★★★☆ シングル「MEMORIA」「INNOCENCE」「AURORA」収録。Air名義でニコニコ動画に歌ってみた動画を投稿するなどの歌手活動を自主的に行ない、音楽雑誌『リスアニ!Vol.5』に「frozen eyez」収録CDが付属されたことで話題になり、2011年にシングル「MEMORIA」でメジャーデビューを果たした。同時期にデビューしたLiSAと一緒に大型深夜アニメタイアップを次々と担当し、期待の新人アニソンシンガーとして一気に頭角を現した。なおデビュー当時は顔の下半分を隠すプロモーションが行われていたが(本人曰く「ネット上に自分の写真が載ることに抵抗があったから」)、「INNOCENCE」以降は普通に顔出しをするようになった。
更に突き抜けて爽やかポップに『Fate/Zero』や『ソードアート・オンライン』でLiSAと一緒にアニメタイアップを貰ってた印象からLiSAと似たパワーロック系女性シンガーのイメージが強いけど、いざ実際に聞くとそこまでパワフルパワフルはしていなかった。ストリングスロック+歌唱力すげえ!な力強さは十分にあるものの、あんまり攻撃的にパワフルしていなくて、全体的にクールな爽やかさ。確かにパンクなLiSAとは違う魅力があるな…。ストリングスはバラード曲でも割とよく鳴ってて、けっこう楽曲は金太郎飴状態で単調で勢い任せなところはあるけど、それは
あんまり聴き込めていな1st故の荒削りさということで。アニソンロック(ストリングスロック)に耐性があるなら声の力強さで疲れることはなく、むしろ爽快に気持ちよく聴けるポップロックアルバムだと思った。もし小中高時代に藍井エイルが少年系アニメの主題歌を歌っていたら間違いなくハマっていたと思う。
執筆:2016/07/25