GTO(2026年版) 1話感想

2026年夏、フジ月曜22時枠。

1998年ドラマ「GTO」の続編。2012年にはAKIRA主演のリメイクバージョンが放送され、連ドラ2回+SP版3本まで作られて完結したが、それには触れられず2024年に反町版の26年後を描いた完全続編「GTOリバイバル」が単発で放送。2年越しに更に2年経過した設定で連ドラが放送決定した。

正直GTOは幼少期の思い出として断片的なあらすじと鬼塚先生カッケェ~!!という記憶しか明確なものは残ってなく(そもそも当時7歳が観る内容ではな)、98年アニメ版も12年リメイクもスルーしていたけど、先日再放送されていた「GTOリバイバル」が想像以上に面白かったので連ドラ復活も観てみるか、と視聴することにしてみた。

 

2年前のリバイバルから更に行く先々の学校でクビになり、無職となっていた52歳の鬼塚(反町隆史)はハンバーグを作りながらあずさ(松嶋菜々子)の帰りを待っていたが、CAの制服姿で帰ってきたあずさはまたクビになったのかと激怒。それに対して歯切れが悪く、「あなたの言うグレートティーチャーって何?」という問いにも答えられない姿に呆れ、今度こそ就職先が見つからなければ離婚すると言ってコミックDAYS連載中の金田一パパは夢オチで済ませていた離婚届を叩きつけて家を出て行ってしまった。CA姿で現れて思わず笑ってしまった。リバイバルでは出番を最後まで溜めたので今回は見せ場これっきりなのか新手のギャグ?

そろそろヤバいと新たに学校に面接へ行くも相手にしてもらえず、歯医者でインプラントを提案され金がねえ…と情けない姿を見せまくるが、98年時代の教え子であるマサル(山崎裕太)と偶然再会。お得意先の企業が運営する私立誠進学園が教師を募集していると紹介され、面接を受けることになったが、採用担当者は初めて描写される歴代元教え子の1人らしい宮澤(工藤阿須加)で、学校に喝を入れてくれる熱血教師を探していたと熱弁され即採用。晴れて教師に復職。

ただ、赴任した高校は未来のリーダーを育成するという名目でシステム化されきった冷めた校風で、受け持ったクラスはタブレットばかり観て誰もクラスメイトに興味がなく人の顔を見ようとしない生徒ばかり。昔のノリで自己紹介するが空回ってばかり、宮澤から教師フィードバック制度を聞かされた鬼塚はクビ回避+ボーナス獲得に燃え、評価を上げるために生徒への態度を変えて不登校の生徒を連れ戻そうと奮闘。一緒に呼びかけようと訴えかけるが全無視され、単身で自宅へ駆け込むことに。

不登校生徒の健太(森本陸斗)はもうすぐ死ぬから学校には行かないと物凄い棒読みで鬼塚を突っ撥ねるが、しつこく説得へ来るうち、本当に助けられるのか見せてみろと挑戦を仕掛けて家にも上げるように。自室で首を吊るから助けてみろと言われた鬼塚は必至に部屋のドアを壊して助けに行くが、全て演技だったことにブチギレるが、そこに健太の父親が登場。終始冷めた厳しい態度で、父親と確執があることが判り、5年前に自分が移したコロナで母親が死んだ、死にも立ち会えず父親にも手を振り払われてしまいそれ以降人に触れなくなった…という苦悩を吐露。

翌朝には本当に集団自殺を決め込もうとし、学校で猛注意を食らっていた鬼塚は集団自殺の情報をSNSで見て、集団自殺ワンボックスカーの目の前に駆けつけて乗員を全て振り落とし健太を救出。川辺で会話を重ね、なんで生きてなきゃいけないの?という問いに「お前が死んだら俺が寂しいからだ」と熱く語りかける鬼塚に健太は心を開き、バイクへ一緒に乗り鬼塚に触れた健太は吹っ切れて翌日からハイテンションで登校再開。父親にも本心を打ち明け握手を求め、無言で握手に応じる形で家族間の問題もあっさり解決。

めでたしめでたし!と一旦はなったが、明るい鬼塚をよそに生徒達はウザがって鬼塚降ろしを始め、低評価を乱発…という状況で2話へ続く。

 

なんか…なんだか…面白かったけどじわじわっと煮え切らないまま始まったな……。

鬼塚先生はリバイバルでも50歳になり歳を重ねながら熱さも忘れない今の鬼塚先生っぷりを見せていたけど、2年経って更に落ち着いたんだな~という感触。哀愁が漂い、更に離婚危機で今度は辞められないと縮こまってしまったまま1話が終わってしまった感じ。ただ、最初は保身100%で生徒への態度変えて健太の家に押し寄せる情けない姿も鬼塚先生らしい俗っぽさではあるし、健太を救い出す姿もゆっくり諭すようであの頃みたいな破天荒さは無いけど鬼塚先生らしい熱さでもある。描かれていない合間に宮澤からも慕われていたらしく、副担任として教育係を任された実央(生見愛瑠)も無気力なZ世代として描かれながら、鬼塚の生徒への熱弁をサポートしたり集団自殺の情報を知らせたり、早くも少し協力的な様子。フィードバック制度なんて知らねえ!と後先考えないばかりにもう少しバシッと決めて欲しかったなと思うところはあるが、まだこれからか。

生徒は…あまりにも無関心冷笑コスパ至上主義みたいな高齢者が思い浮かべる冷めた学生像のテンプレみたいで流石にここまで冷めてないだろう…のはず、学生の今がもう実感的にわからないアラフォオオオオオというのは置いておいても、キャラ立ちして背景が示唆された人物もおらず全員モブで誰かわからないまま何も先を予測できず。ピックアップ生徒ぐらい目立ってくれても。健太のコロナの過去は正直リアルを都合よく持ち込みすぎだとは思ったけど、あれから5年以上経ってあの時代が歴史となってきた今、幼少期の人格形成に影響を及ぼしたまま高校生になったと考えたらフィクションで誇張されたとはいえ無くもないのかなとも思った。それにしても父親との和解も改心もあっさりすぎたけど。存在の大事さを熱く語りかけてくれたのが集団自殺のリーダーじゃなくて鬼塚先生で本当に良かった

教頭として再登場した中丸(近藤芳正)も鬼塚先生の協力者になるのかどうなのか。

とりあえずもう少し生徒が個性的に引っ掻き回してくれることに期待。

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