「名探偵コナン から紅の恋歌」感想

2017年公開、劇場版第21弾。03年の「迷宮の十字路」以来に平次と和葉がメインキャラに。大阪・京都が舞台ということで大阪府警の面々に京都府警の綾小路警部が登場した他、平次の母親の服部静華も映画初登場、平次の許嫁と自称する新キャラ・大岡紅葉も新たに登場した。劇場版恒例のゲスト声優には大阪出身の宮川大輔、吉岡里帆が起用。

また、今作ではコナン達がいきなり大阪に訪れているが、公開初日にTVアニメ版でコナン達が大阪に行くまでの前日譚が描かれたアニメオリジナルストーリーが放送されていた。

(ネタバレ感想注意)




あらすじ

百人一首・皐月会の会長・阿知波と対談するため、大阪の日売テレビまで訪れた小五郎とコナン達御一行。しかしその間に日売テレビで爆破事件が発生しテレビ局は大パニックに。会場に残された平次と和葉はコナンの機転と劇場版恒例の超アクションで救出されて無事助かるが、時を同じくして京都では百人一首に関わる殺人事件が起きており…。次々と皐月会に関わる人物が狙われる爆破事件の真犯人とは一体誰なのか。そして、大会の参加者で平次の許嫁と名乗る未来のクイーン・大岡紅葉とは何者なのか。紅葉に平次を巡って挑発され、爆破事件で腕を負傷した友人の変わりに大会へ参加することになった和葉の勝負の行方とは―――。

感想

灰原ほぼ不在

先に述べておく。博士が何故か同行していないので、自動的に灰原も博士宅に残ったまま。電話でちょこっと証拠の分析を頼まれたのみ。要するに

灰原ほぼ出番無し。

哀ちゃん信者はよく覚えておくように。

…と私情はこれくらいにして以下が本編感想(おい)。

平次×和葉!そして紅葉ちゃん!

個人的に灰原は特別として一番好きなコナンキャラクターは和葉ちゃんで、「迷宮の十字路」はコナンで一番好きな映画だったので、それ以来の平次×和葉のラブストーリーにいつも以上に期待して迷わず初日鑑賞を決行。あれから連載は14年経ち、平次と和葉は両想いにはならずとも互いに自分の想いに気付くようになっており、直向きに平次一直線な和葉はヒロイン力全開でかなり可愛くて、何度も和葉を救い出す平次もかなりかっこよかった。やっぱり平次和葉は最高だ。

紅葉も強気で気品溢れるだけじゃなくて、ストイックで茶目っ気のある一面も描かれて魅力的なキャラクターだった。この2人の間だとどうやってもカマセにしかならなさそうだけど…。子供の頃の約束だけでなく、そこからも平次を想い続けた一幕も描いてほしかった気がする。映画公開に先駆けて原作でも1コマ登場を果たしていて、今後も原作に影響を及ぼすとも語られているので、原作/TVアニメ版に今後再登場することを期待。

事件

昨年は黒の組織一色で事件起こらず、一昨年はキッド描きすぎて事件はかなりガタガタだったのに比べたら、殺人事件も割と丁寧に進行。すっかりコナン平次の理解者になった綾小路警部も「十字路」以上にちゃんと活躍。宮川大輔もそこまで不自然な棒読みにはならず前半の重要キャラとして活躍。最後に意外な真相も明かされて事件自体もここ数年では一番面白かった。やっぱりこの2人が推理する事件はハズレが無い

まあ、言うとすれば途中でダイナマイト爆破された協力者は…。協力を頼んだとしか説明がなかったので、協力させといて何もドッカン爆殺しなくても。実は脅迫されたので口封じで消しましたとかさ…。

恒例のアクションシーンは…。

ただ、「沈黙の15秒」辺りから活発化して毎年スケールアップが止まらない超アクションシーンの数々については…。今年はラブストーリーメインなので自重するかと思いきや、初っ端からドッカン大爆発が起き、スケボーサスペンダーによるコナンの大救出劇が開始数十分で大展開。更には平次も参戦して、去年のキュラソーもびっくりの身体能力でコナンをサポート。後半ではバイクを超人技で爆走させて事件現場に向かい和葉を救助し、超人的なアクション能力を発揮しまくり。これまではまぁコナンや赤井、安室と常人離れしたキャラがやってたからサマになっていたものの、完全一般人の平次がやってしまうってのは…。かっこよかったけど…。なんか恒例アクションも行き過ぎを越えちゃったというか。

ていうか正直、情緒溢れる京都でのラブストーリーとドッカンドッカンなアクションは完全に噛み合ってなかったと思う。

また話のメインの百人一首大会もかなりリアルに描写。それに劇場版のアクションっぷりも加わって、百人一首の試合シーンだけでもかなり迫力溢れるバトル展開に。プロスポーツさながらの真剣勝負そのもので、こっちはかなり見応えあった。何故コナンで百人一首だったの?(和葉っていつからカルタ部所属どころか、決勝進出レベルの素養がある設定になったの?とか、蘭もコナンも園子も平次もなんでそんなナチュラルに詳しいの?etc..)って色々と気になることはあったけど…まぁいいか…。こっちだけで見応え十分だったので余計アクションの数々はいらなかったと思ってしまった。




ツッコミどころは(主にアクション面で)あったけど、平次・和葉ファンにとっては魅力満載の満足作。これでアクション省いて紅葉のキャラをもっと描いてくれていたら文句無しの最高だったけど、それは今後に期待してと。平次、和葉が好きなファンにとってはたまらない一作になったと思う。

★★★★☆

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