「劇場版ポケットモンスター みんなの物語」感想

2018年7月公開。ポケモン映画21作目。昨年の前作に続いてTVアニメ版とは繋がりのないパラレルワールド作品となっているため、サトシやロケット団は登場するもののアニメとは別人設定になっている。

ポケモン映画はリアルタイムで観たのが「ルギア爆誕」(98年)が最後で、金銀以降ポケモン知識自体も止まっていたのだが(XYシリーズは少しだけ見た)、昨年のリメイクが評判良かったのと今回は久しぶりにルギアが登場するということで。27歳を迎え久しぶりにポケモン映画鑑賞してみた。

(若干ネタバレ感想注意)




あらすじ

人々が風と共に暮らす街・フラウシティでは年に1度「風祭り」が開催され、祭りの最終日には伝説のポケモン「ルギア」が現れ恵みの風をもたらすという言い伝えが残っていた。ポケモン素人女子高生のリサ、嘘が辞められなくなったホラ吹き男のカガチ、自分に自信が持てない内気なポケモン研究者のトリト、ポケモンを毛嫌いする老婆のヒスイ、町長の娘で森に佇む謎の少女・ラルゴ。それぞれの人間がそれぞれの悩みを抱きながら風祭りに参加し、サトシとピカチュウと出会い、伝説のポケモン・ゼラオラを巡る事件に巻き込まれ、それぞれの物語が動き出していく。

感想

人間ドラマ中心

ポケモンの映画ではあったもののバトルそのものよりもポケモンを通じた人間ドラマが中心で、ハートフルで勇気づけられるストーリーで感動した。ドラえもんといい最近の子供向けアニメの映画版は暖かく泣かせにきまくってませんかね…。キャラとしては公開前からリサが可愛くて大好きだった(ただのキモオタ)けど、特に、自分の殻から抜け出せない、素直になれないトリトやカガチの話には人間的に凄く共感できて、カガチとウソッキーのコンビは泣けた。東京に引っ越してから薄々思ってはいたけど、一歩踏み出す人間ドラマが大好きなのかも、自分。

逆にポケモンバトルをメインに!ってファンには不評かもしれないけど、個人的には入りやすかったし、バトルを通じなくてもポケモンと人間がナチュラルに共存して生活している風景が人間ドラマにも繋がってて良かった。ルギアも正直え、それだけ?!という出番ではあったけど、逆に幻のポケモンらしく神秘的に映って良かったと思う。

サトシ主役ではない「みんなの物語」

あと、サトシやロケット団がメインではないのが最大のポイントだった。サトシがポケモンの主人公でピカチュウが相棒、それを追うロケット団…という様式美はそのままにしながら、あくまで本作の主人公は先述の6人。サトシは主人公らしさを発揮して6人の背中を押し、ゼラオラも改心させる役にはなるものの、色濃く描かれるのは主役6人のエピソードというのが新鮮だった。ロケット団は正直全然目立ってないというか、事件の起こし方も強引すぎた上にその後から空気になってしまうので損な役回り…とは思ったけど…。いつものお気楽なノリは久しぶりに見れたからまぁいいか。サトシを通じてそれぞれが前に踏み出していくというのが良かったし、それぞれのキャラ1人ずつスピンオフアニメ作ってほしいと思ったぐらい、それぞれ魅力的で良いキャラ達だった。まさに「みんなの物語」。
 
 
前作も評判良かったけど、予想以上に名作だった。これだけ見応えあるハートフルストーリーなら劇場版は復帰しようかな…。来年は「ミュウツーの逆襲」のリメイクらしいし。




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