「民衆の敵 ~世の中、おかしくないですか!?~」1話 感想

今期月9。貧乏庶民夫婦の智子(篠原涼子)と公平(田中圭)は息子と団地暮らしで平凡に幸せな家庭を過ごしていたが、夫婦揃って職を失い、智子は高額年俸で当選しやすい市議会議員の仕事を見つけ、一念発起して立候補することに。

とりあえず貯金を供託金として引き出した夫婦は選挙活動をスタートし、ママ友軍団に陰口を叩かれる中で、貧乏人でも幸せになれる社会を作りたいという軸があった智子の熱い演説に惹かれて和美(石田ゆり子)が協力者に。中卒設定の智子のブレーン役と化し、ママ友ネットワークで協力者を一気に増やして一躍有力候補になるまで善戦。しかし、市議会権力者のどう見てもヤクザ犬崎(古田新太)に目を付けられ、一派の候補者である磯部(笹野高史)を使って潰しに来られ…。SNSや2ch風掲示板に誹謗中傷を投下しまくり、演説で名指しで個人攻撃といういかにも現代風な描写で追い詰められる智子。というよりいくらなんでも露骨すぎて逆に磯部がインターネッツに晒し上げられるレベルなんではこれ。民衆はこんな露骨な個人攻撃にも賛同しまくる民度の低さだったが、勢いで磯部の選挙カーに乗り上げて熱い演説を始める智子に一同掌返しで総拍手民度軽ッ!

その後はママ友協力メンバー達と選挙速報をテレビで見守るが、結局ラスト1枠を磯部に取られて敗北。智子はショックで外へ出ていき、いきなり挫折からの再生ストーリー…と思われたが、その直後には磯部が急病で運ばれて辞退したとかで急に繰り上げ当選が決まり、智子が市議会議員に!という凄い急展開サクセスで1話が終了。




いかにもな貧乏庶民主人公がいかにもな民度の低い住民世界観でいかにもなサクセスストーリー…というのはまあいいとして、智子のいかにもな貧乏バカキャラはいくら篠原涼子でもちょっとウザい…。貧乏な上に中卒設定まで付け足す辺りがテンプレ全開で、社会問題系をギャグみたいなノリで扱う辺りもフジ全盛の干支1周前ならウケてただろうけど、2017年にもなってこれは今更感が…。一応元アナウンサーが現職の県知事なはずなんだけど。

というか、個人的な篠原涼子イメージが00年代中盤の「仕事デキる女性」(アンフェアとかハケンとか)で止まっていたので、アラフォー後半になったとはいえ、いくらなんでもギャップがスゲぇ…。篠原涼子で政治モノというともっとドラマ的とはいえシャキッとしたものを想像していたので、貧乏で知識はないけど熱さ一直線で頑張る!みたいな作風はだいぶ肩透かしになりそう。

あと、ここ最近のフジドラマの芸風になっているっぽい、いかにもネットで言われてそうなメディア風刺ネタ(美人すぎる〇〇って言われる人は大体…とか)や現代のトレンドワードっぽい単語を露骨に盛り込んでみました的なギャグも連発。この全体的に漂う「いかにも」な感じがすっかりフジの主流になっちゃった気がするけど、これも正直滑りすぎててキツかった。ネットが完全に誹謗中傷を拡散するための場所みたいに描かれていたのも、そういう一面は確かに根強くあるとはいえ、叩かれ代表格のフジがネットに今も抱いている第一最強イメージなんだろうな…と思いながら遠い目になってしまったし、あんまり面白くなかったので1話切りかも…。

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