「ぼくらの勇気 未満都市」(1997)感想

97年秋クールの連続ドラマ。KInKi Kidsの2人が主演。当時キンキ主演ドラマは一つのヒットブランドとなっていたが、2人が一緒に主演したドラマはこれが最後。ヒロインには宝生舞、矢田亜希子、仲間役には小原裕貴、Jr.時代のマツジュン&相葉雅紀が出演していた(特にマツジュンは声変わり前の少年だった)。

当時の少年少女を中心に熱心な人気を集めたドラマで、長らくDVD化されていなかったが、KinKi Kidsが20周年を迎えた2017年には続編ドラマが制作。
それに併せてDVD/Blu-rayの発売も決定し、Huluでの全話配信もスタートした。

 
(以下、ネタバレ感想。)

 




あらすじ

千葉縣幕原市で大地震が発生し、高校生のヤマト(堂本光一)は幕原に住む親友のキイチ(小原裕貴)を心配して関西から自転車で千葉へと向かう。その道中で姉ちゃんを探して同じく向かっていたタケル(堂本剛)と出会い、2人は幕原へと着くが、辺りは自衛隊による厳重監視体制で何故か中に入れない。息子を探しに来て自衛隊員に化けていた男のトラックに紛れ込んだ2人だが、そこには何故か20歳未満の子供しかおらず、入り込んだ男もやがて死んでしまった…。

大地震というのは政府がでっちあげた大嘘で、幕原に隕石が落下して微生物が散乱し、その影響で微生物に感染した20歳以上の大人は全員死んでしまったという。生き残った子供達は完全隔離され、更に物資の支給もまともに行き届いていなかった街は完全に暴力上等のサバイバル状態となっていた。キイチは隔離生活で心が荒んでおり、死んだ警官の銃を奪い自分を男だと言い張っていた少女・ユーリ(宝生舞)は孤独に生きていたが、ヤマトの真っ直ぐな正義感にみんな徐々に魅かれていき、街中の子供達の信頼を経てリーダーとして慕われていく。子供達は助け合うことを学び、幕原を監視していた対策本部長の柴崎からの信頼も勝ち取り、暴力が支配していた荒廃した街を完全に統率し、秩序を取り戻した…と思われたが…。

微生物の原因は政府の実験失敗にあることが判明し、明るみに出そうになった政府は一時子供達を見捨てることを決意。そんな中、20歳を超えていたユーリに死の兆候が訪れ、やがて仲間に囲まれてユーリは死んでしまう。しかし、その夜は雪が降る寒さで、微生物は寒さであっさり死滅。微生物が消えたことを知ると政府は隠蔽のために子供達を急遽解放し英雄を装うとしたが、あまりもの不自然っぷり、柴崎の突然の解任に疑問を抱いたヤマトは黙って見ていられなかった。真実に辿り着いた子供達は汚い大人と戦うことを決意し、幕原に再び籠城し、最後の戦いが始まる…!

感想

スリリングさ、前向きさたっぷりでワクワクするストーリーは前々からかなり見たかったのに、DVD化されず長らく視聴不可能だったが、Huluで遂に配信スタートしたので満を持して一気見してみた。

そんな期待通りのドキドキワクワクな名作。前半の暴力描写がハードだったり、ヒロインが死んだりと割と容赦ないドラマだったんだけど、見応え抜群で終盤に向けて全員一致団結していくワクワク感がたまらなく面白かった。暴力サイドのリーダーでヤマト達を敵対視していたリュウ(徳山秀典)が後半から終盤にかけてヤマトを認めて仲間になっていくのも熱くて良かった。何よりこの頃のKinKi Kidsの2人、当時Jr.で人気絶頂期だった小原裕貴はマジでかっこいい

また、嵐としてデビューする2年前のマツジュン、相葉くんがサブレギュラーとして出演していたのも見所なんだけど、声変わり前の少年だったマツジュンはともかく、マコト(穴沢真啓)という相棒と常にツーセットだった相葉くんはなんか違和感のあるチンピラ棒読み演技で登場。割と序盤でヤマト達の仲間になるものの作中ほぼ空気。確かにずっとヤマトのそばに居続け、20年後の約束のメンバーの1人としてラストを迎える主要キャラだったのに、仲間になって以降殆ど目立つ役割は無かった。モリ(マツジュン)はめちゃくちゃ活躍したのにアキラ(相葉)空気すぎんだろ…と今見ると切ない気持ちに…。まさかこの少年が国民的アイドルになるとは当時思いも寄らな

あとヤマトの彼女のスズコ(矢田亜希子)は後半単身でヤマトを追いかけて幕原入りしてレギュラー入りするも、KYな発言連発して最初煙たがられ、日が浅くてユーリの死に際に一人名前呼んでもらえなかったりと「来た意味あった?」と思わずツッコみたくなるキャラも一部いたけど、基本的に子供から汚い大人達、徐々に改心していく柴崎も含めてサブキャラクター全員が魅力的だったこういうドラマをもっと見たい

★★★★★




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