名曲語り 第0005回
『永遠の明日』/DEEN

新サイト設立1発目。よく考えたら新サイトとか言ってる割に前サイトのコンテンツ継承しまくりじゃないか…?その新サイトの「永遠の明日へ」というサブタイトルの由来ということでこの曲を取り上げる。因みに、この曲を元ネタにした理由は単に好きな曲だからである。

 

08年リリース。DEENといえば90年代にミリオンを2度出して全盛期を極めるも、97年を最後にトップ10から遠ざかっていた(03年に2度、05年にデビュー曲セルフカバーで返り咲いていた)が、この曲が97年大ヒット曲「夢であるように」以来のゲーム『テイルズ』シリーズタイアップに起用され、初登場6位を記録。久々にヒット作になった。

 

DEENといえばビーイング時代の高音クリーン歌唱(FIELD OF VIEWと非常に混同された)、00年代中盤までのAORサウンドでのゆったりしまくった路線の歴史が長く、06年には突如ロック路線へと向かったり試行錯誤が続いていた。ヒットを狙った今作では久々の王道ポップ路線。当時15周年ベストを借りたままファンになる機会を損ねていた俺はここから一気にDEENファンに足を踏み入れた。昔の高音が出なくなった低い池森さんのボーカルとヒット王道のJ-POPメロ。AORのゆったり感を経て無事にポップ路線と合流したような感覚の奇跡の名曲。これは今の池森さんの歌声で歌い継がれていくだろう。まさにヒットするべくして再ヒットした曲 だったと思う。

因みに本命のタイアップ先ではキーが一つ上のバージョンが主題歌として流れ、ゲームサントラにもテイルズバージョンとして収録された。これはかつてのDEENのイメージに合わせたものだったんだろうか。ひ、非常に謎だ…。まあ俺このゲーム買ったけどこの手のRPG苦手で速攻放置したけどな!

 

そんなわけでこれからサイトと共に歩んでいくタイトルの名曲。アルバムとしてはこの路線を踏まえたDEEN新路線の序章と言える『DEEN NEXT STAGE』に収録。こちらもここぞとポップ路線を集めた力作なので是非どうぞ!

 

 

詞★★★★☆(背中を押される、励まされる)
★★★★★(ハマるべくしてはまった最高のポップ作)
アレンジ★★★★★(明らかにヒット意識しまくってた)
池森ボーカル度★★★★★(見事にJ-POP路線と合流。その池森ボーカルは某バンドのボーカルを思い出すからやめろ
タイトル★★★★☆(これからよろしく)
テイルズ度★★☆☆☆(コハクかわええ!と叫びながら最初のボスを倒したところで放置)

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