対談レビュー第17弾 休息の間×音楽館
桜高軽音部&放課後ティータイム シングルレビューX

Pondaring->Pondaring的には実はものすごく久々の対談企画でございます。
柊朱雀->映画公開に向けてのスペシャル対談です。正式な対談だと09年3月以来(笑)
Pondaring->対談レビューとしては08年12月のチャットモンチーシングルレビュー以来、約3年ぶり です(笑)
柊朱雀->まさかこの組み合わせが復活するとは思ってなかった。mixiの紹介文に「放課後ティータイム全シングルレビューとか、やってみたい企画もまだまだあったり。 」 とか書かれてたら一人でやるわけにはいかない(苦笑)
Pondaring->僕としてはほかにこういう形で対談できる相手いないので←
柊朱雀->お誘いがあればいつでもやりますよ。…と、今回の対談の方ですが。
Pondaring->はいはい。
柊朱雀->けいおん関連のレビューはいつかやりたいなと思いつつも。映画が公開されたので記念的に。
Pondaring->そうですね、枚数もちょうどいいですし。・・・また2枚シングル出ましたけども。
柊朱雀->アニメとしても柊史上最もハマったと言っても過言でないアニメなので…。もちろん1期放送時から。
Pondaring->自分も一番ハマったのは間違いないですけど、入口は曲から で、アニメそのものについては完全に後追いでした。1年遅れくらい。
柊朱雀->まさかここまでヒットするとは思いませんでしたけどね。 とりあえず語っていきましょうか。
Pondaring->行きましょう。


1st Cagayake!GIRLS
2009年4月22日発売 1期「けいおん!」OPテーマ

Pondaring->いきなり週間初登場4位を記録しました。
柊朱雀->EDと併せて2作同時トップ5入り。因みに4位はこの(設定上)バンド史上最低順位です。
Pondaring->最低順位・・・確かに(笑)
柊朱雀->最初は「あ~、また主題歌ヒットアニメ来たな」と(笑)
Pondaring->ハルヒ、らきすた、マクロスFの流れでけいおん!みたいなね。
柊朱雀->始まる前から軽音楽部のアニメでAmazon1位2位とか騒がれてたから、ヒットは確実ぐらいには思っていました。
Pondaring->確かに。それもヒットメーカーの京アニ絡みってことで、ヒットは確実視されてたと思います。
柊朱雀->原作は始まるちょっと前に買って、アニメも普通にハマって。当時はEDの方が好きだったんだけどね(笑)
Pondaring->あ、今は違うんですか??
柊朱雀->放送終わってから徐々にOPの方がけいおんっぽくね?と思うようになり、気付けば順位逆転してました。
Pondaring->確かに歌詞とかはリアルに軽音部学生を表現してます。
柊朱雀->萌え系アップテンポに見せかけてギター効いたバンドサウンドってのはうまい。
Pondaring->それはそのまま「萌え系アニメに見せかけて学生バンドの青春ストーリー」というけいおん!の中身を表現していますね。
柊朱雀->OPムービーも青春そのまま!で。後半は梓の加入でOPムービーにも追加されますが…これは邪魔だった…(苦笑)
Pondaring->曲としては音の迫力が増したんで5人ver.のほうがいいんですけど、ムービーは最初の方がバランスは良かったかなぁ。
柊朱雀->梓は演奏シーンで無表情で演奏してるだけで日常シーンは4人のままだし、4人でジャンプする一番好きだったシーンが梓の紹介に切り替わったので、正直「邪魔」としか思えなかった(笑)
Pondaring->梓追加で変えるなら、思い切り変えてしまった方がよかったのかも知れませんね。
柊朱雀->何かセパレートしてる感じがね。
Pondaring->ただ個人的には、EDの曲の良さからけいおん!に入ったというのもあるし、2期のOPがあまりにインパクトあり過ぎるんで、この曲自体はそこまで印象深くなかったりします。
柊朱雀->2期から入ったら…確かにこの曲は軽く感じるかも。

この曲の評価は…
柊朱雀 ★★★☆☆ - 原点。やっぱり高校時代を思い出すなぁ。
Pondaring ★★★☆☆ - 「けいおん」関連の曲にしては割と“普通”な曲。OPで唯一歌詞聴き取れるし(笑)


2nd Don't say "lazy" 
2009年4月22日発売 1期「けいおん!」EDテーマ

柊朱雀->初登場2位を記録してロングヒット。09年を代表するヒットになりました。
Pondaring->約18万枚の売上は、けいおん!関連のシングルでは最大のヒットでした。
柊朱雀->実は最初はピンと来なかったんだけど、すぐに勢いに飲まれて。速攻でシングル買いました(笑)
Pondaring->僕は逆に一発でピンときました。当時はレンタルだったけど、2期が始まった頃に改めてシングル買いに行きました。ストレートなロックでストレートな歌声、というのが気に入りました。
柊朱雀->発売前のHP日記(過去日記参照)「あと、世界常識だとは思うけど澪のEDは最強すぎだよね。」
Pondaring->世界常識(笑)
柊朱雀->「もしけいおんファンが根気を見せれば、トップ3入りはいけるかもしれない…。」と書いてる辺り、いかにけいおん人気を当時甘く見てたかがわかります。 高校時代って恐ろしいものです(笑)
Pondaring->ちなみに同時発売は東方神起、ゆず、絢香、あとブレイク前の渡り廊下走り隊etc...
柊朱雀->東方神起が「ONE PIECE」タイアップで余裕の1位を獲得したのでその次。ゆずには勝利。
Pondaring->なんか今週凄いことになってんなー、というのが当時チャートを見たときの感想でした。 完全に社会現象の火種はこの辺から現れていたってことですかね、今思うと。
柊朱雀->こっちは本格的にロックバンド!な曲で。アニソンっぽさとロックバンド調が凄く新鮮だった。
Pondaring->結構新鮮に感じた人は多かったんじゃないですか?曲自体が独り歩きしたかのようなロングヒットだったし。
柊朱雀->曲のよさがアニメ以上に絶賛されていた印象は強いです。NHKでSCANDALがカバーしてたり、先日のアルバムで中川翔子がカバー。ただキーボードがやたらテクニカルなのでバンドで簡単にやれる気がしない(笑)
Pondaring->実際にムギ役の寿美菜子もキーボード上手いんですよね。ただこの曲、5人ver.では鍵盤ソロが無くなって、代わりにギターソロが入りました。
柊朱雀->5人ver.ってバンドスコア収録でしたっけ。未だ聴いてない…(汗)
Pondaring->バンドスコア付属CD収録です。このバージョンがもうちょっと簡単に手に入るようにしてほしいなぁと思います。配信するとか、OPED集作るとか。 
柊朱雀->ED映像は梓加入してもガン無視だったな、そういえば…。
Pondaring->そういう意味ではなんだか中途半端でした。
柊朱雀->何はともあれ、これが伝説の序章だったというわけで。

この曲の評価は…
柊朱雀 ★★★★☆ - 高3当時なら絶対赤★5つけてた(笑)これも高校時代の思い出と共にある曲。
Pondaring ★★★★☆ - 同じく(笑)とりあえずけいおんを知るきっかけとなった原点みたいな曲だけに、思い入れはあります。


3rd ふわふわ時間
2009年5月20日 1期6話「学園祭!」劇中歌

柊朱雀->本編で学園祭に向けて…と作られた劇中歌。…つーか元も子もないけど高1から学祭でオリジナルとかスゲぇな(笑)
Pondaring->僕の身の回りはコピーバンドしかいない(笑)オリジナルをやる軽音楽部なんて実は見たことないです。
柊朱雀->俺もない(笑)初っ端からこのクオリティだと絶対プロからお呼びかかるだろとどうでもいい事を考えながら見てた(笑)
Pondaring->まぁそれだけムギちゃんの音楽の才能が凄かったってことで。 
柊朱雀->澪のハイセンスな作詞も特徴ですが、原作ではこれ歌詞だけだったんですよね。
Pondaring->そうみたいですね。だから、作詞はかきふらい先生ってことになります。
柊朱雀->まさかあのファンシーすぎる歌詞に、こんな直球ロックが乗るのかよ…と感動。
Pondaring->1回きりの挿入歌なのに初登場3位、ロングヒットして9万枚近くまで伸ばしています。
柊朱雀->Mステのシングルランキングにも「けいおん!」の名前が登場しましたね。 何気にヘキサゴンも「人気番組」としか言われなかったから、放送中の他局番組名が出るのは珍しい…。
Pondaring->あー、そうなんですねー。そう考えると、随分扱いが良かったってことかな。
柊朱雀->ネットで言われてる以上には少なくとも。
柊朱雀->劇中では唯が喉を潰したため澪が代理ボーカルに。そのためシングルは澪バージョンそれ以降は全て唯ボーカルでミニアルバムにも収録されているので、地味にアルバム未収録です。
Pondaring->こんなにアルバム未収録や別バージョンがあるんなら、いつかベスト盤的なもの出るんですかね。
柊朱雀->大ヒットした主題歌シングルは全て未収録だしね。いつか出る…のかも…。澪のロック声は合ってるけど、やっぱり思い入れ的にはこの後の唯バージョンの方が上かな。
Pondaring->この曲に関しては両方ともiPodに入れてます。選べない。
柊朱雀->アニメ見た流れだと、人気の澪に歌わせる…と思いきや最終回で唯に歌わせる伏線だったのか!と。
Pondaring->ああ見えて、あのアニメに結構伏線はあったんですよね。最終回の中に第1話と同じような描写があるみたいな。結果的に、けいおんの代表曲のひとつになったと思います。
柊朱雀->バンドの代表曲ポジションでしたしね。

この曲の評価は…
柊朱雀 ★★★☆☆ - 勢いで買ってた。2期の最後まで続けて歌われていたので「けいおん!」という作品と共にある代表曲。唯バージョンなら★★★★☆
Pondaring ★★★☆☆ - 最終回のアンコールは素敵過ぎる演出でした。


4th GO! GO! MANIAC
2010年4月28日発売 2期「けいおん!!」前期OPテーマ

Pondaring->キャラ名義では史上初のオリコン首位でした。
柊朱雀->Mステでも1位だったのがさらっと感動的。
Pondaring->ちなみにここから放課後ティータイム名義(前作までは桜高軽音部名義)。

柊朱雀->実質は1期ミニアルバムでバンド名が付きましたが、シングルは初めてですね。ぐるぐる回るOP映像がインパクト。
Pondaring->けいおんの曲はミュージックビデオが作られてるわけじゃないけど、OPとかEDの映像はミュージックビデオっていう設定なんですかね。結構良くできてるんで。
柊朱雀->特にEDは「彼女らがデビューした未来」を描いてるようなのでそうなのかもしれません。
Pondaring->Cagayake!は途中で映像変わっちゃって出来がちょっと残念になったけど、それ以外の曲は映像として良くできてると思います。
Pondaring->曲の方は、アップテンポで爽やかだった前作OPの路線を引き継ぎながらも、歌詞は全く聞き取れなくて「何だこれ?!」という。
柊朱雀->早口歌唱が凄まじすぎて某方の首がAAで飛ぶほどの衝撃に!もう確実に売れるから冒険しまくった感じで。
Pondaring->AAとか使わなさそうな人っていう印象だったので、日記読んでて衝撃的でした(笑) 曲の基盤はジャズですもんね、実は。
柊朱雀->しかしどうなんだろう、本当にキャラの設定や声知らなかったらぶったまげる超絶楽曲なのかも。
Pondaring->それはそうだと思います。インパクトが強すぎて、曲自体のカッコよさが1回聴いただけでは分からないというか。
柊朱雀->早口超絶インパクトにボーカル、バンドロックサウンドが合わさっているかっこよさは後々に気付いた(笑) 最初聴いた感想「とにかくスゲぇ」
Pondaring->タイトルが秀逸だなぁと思いました。曲の雰囲気は「GO!GO!」って感じでとにかく明るくて力強いんだけど、音楽でやってることは「MANIAC」なんですよ。
柊朱雀->当初ワケのわからないタイトルでしたが、うまく合わさってますね。
Pondaring->いや、どういうつもりでこんなタイトル付けたのか知らないですけどね?←
柊朱雀->ちょうど2期が始まる頃が大学の入学式だったので、大学生活スタートの記憶と共にある作品です。けいおんと「Angel Beats!」はでかかったなぁ…。
Pondaring->そのまま2010年を代表する2大アニメになりましたね。ゴーマニとAB主題歌シングルが年間ランキング最終週まで激しい順位争いをしてました。
柊朱雀->結局最終週でABが追い上げたので2年連続(アニメ系シングル)年間2位でしたね。
柊朱雀->2期は期待のままに始まった&大学デビューだったので本当に盛り上がりで。あの頃は煌めきがあったよなぁ…(執筆時1年半前)。
Pondaring->そういうタイミングって、ワクワクしますもんね。自分にとってはPerfumeが『GAME』で大ブレークした時がちょうどそのタイミングでした。
柊朱雀->「1年」の想い出って高校でも中学でも忘れられないと思います。

この曲の評価は…
柊朱雀 ★★★★★ - 大学デビュー想い出補正。あとこのOPでは普通にあずにゃん可愛いです(笑)
Pondaring ★★★★☆ - 唯役の豊崎愛生のボーカリストとしての表現力には恐れ入りました。こんな曲について行けるんだもん。


5th Listen!!
2010年4月28日 2期「けいおん!!」前期EDテーマ

柊朱雀->「GO!GO!MANIAC」と共にオリコンワンツーフィニッシュしました。
Pondaring->この頃って、連続リリースだったり同時リリースで上位独占だったりが結構流行ってた気がします。
柊朱雀->BUMPが2週連続リリースで1位獲得したりね。
Pondaring->直前の2週でした。
Pondaring->だからまぁ、早い話「Pon's Original Chart」の上位が結構大変なことに…!(笑)
柊朱雀->そういえばありましたねそんなん…!(失礼)
Pondaring->毎週手書きで作ってますよ!(笑)
柊朱雀->昔やってた俺のチャート(はてな生活参照)ではGO!GO!MANIACはかなり上位にいたけどこっちはすぐ下がってったような。
※参照:->「GO!GO!MANIAC」1位→2位→1位→1位→7位、「Listen!!」2位→7位→圏外
Pondaring->年間で比べるとListen!!が15位でゴーマニが28位。って、なんとなく評価がどうなるか見えてきましたが←
柊朱雀->洋楽風キーボードロック。
Pondaring->OPがジャズなら、EDではスカのリズムを取り入れています。
柊朱雀->当時は微妙だったけど、スピード感とワイルドな演奏がカッコいいですね。
Pondaring->ゴーマニもそうだけど、この曲も地味に歌詞が聞き取りにくかったりします。
柊朱雀->OPもMr.BIGっぽい要素入ってるし、洋楽ノリなのでアリなのかも。
Pondaring->実はHTTの曲でカラオケ入れるとき、この曲を歌うことが非常に多かったりするくらい、このカッコよさは気に入っています。一番たくさん歌ったと思います。
柊朱雀->キー下げして流田Project風に歌うのが主流
Pondaring->流田Pヴァージョンって、アニメ第1回放送終了の2時間後には公開されてたっていうとんでもない映像ですよね。
柊朱雀->恐るべし…!しかしコピバンでは後期EDの方が人気でこっちは見ないですね。キーボードが難しいのか?
Pondaring->単純に曲そのものの人気と、曲がOAされてた時期によるところが大きいんじゃないですか?後期のほうが印象的だったっていう視聴者は多いと思うし。Listen!!のシングルの売り上げ自体、OPEDの中では低い方の部類です。
柊朱雀->完全にOPに食われてたしね。

この曲の評価は…
柊朱雀 ★★★★☆ - サウンドがカッコイイ。比較的地味ながらもっと人気出てもいいと思う。

Pondaring ★★★★★ - オルガンのアレンジが楽曲を大人っぽく仕上げていて本当にカッコよくなってます。


6th ぴゅあぴゅあはーと
2010年6月2日発売 2期7話「お茶会!」劇中歌

柊朱雀->澪がファンクラブお茶会を生徒会長のために開くというエピソードは原作にもありましたが、楽曲披露はオリジナルだったはずです。
Pondaring->完全にヒット作「ふわふわ時間」の第2弾を狙ったかのようなタイミングでした。各楽器のマイナスワン音源がシングルに収録されてるのも、ふわふわ時間と一緒の仕様です。
柊朱雀->ここから怒涛の劇中歌リリースでヘキサゴン!となるのかと思えば…意外とそうでなかった(笑)
Pondaring->アルバムとしてまとめてくれたのは親切でした。まぁ、キャラソンは怒涛のリリース過ぎて、ムギちゃんがTOP10を唯一逃すというけいおん史上初の出来事が起きちゃいましたが。
柊朱雀->OPEDの初動は上がったけど全体的にシングルの売上は下がるというねじれ現象が起きましたね。
Pondaring->固定ファンが増えた代わりに、ロングヒットの規模が小さくなったっていう。4年前のBUMPみたいな現象です。
柊朱雀->曲は澪の世界観が「ふわふわ時間」以上に濃いぴゅあぴゅあピップ。キーボードがデジデジした音から生のピアノに変わってるのがいい響き。
Pondaring->世界観が甘くて濃いけど演奏はシンプルで聴きやすいストレートなポップスになってるので、バランスがいいなぁというのが印象です。
柊朱雀->あまりにベタすぎるアイドルポップ風ですが、歌いやすいし案外世間が求めているガールズバンドってこんなのじゃないですか。
Pondaring->どうなんだろう・・・?でも実際今日本一売れてるガールズバンドなんですよね。で、アニメありきで曲は聴かれることが多いだろうけど、曲からアニメに入る人もいるし。
Pondaring->求められた結果が、アルバム2作連続1位とかに繋がってたりするのかもしれません、意外と。
柊朱雀->現実にいるガールズバンドってギャルバンや硬派ロック系ばかりじゃないですか。こういうわかりやすい人がいないなぁ、と。うまく抜け穴 を探したような感も。
Pondaring->確かに、SCANDALとチャットモンチーの中間がいないですね。売れたのは納得かもしれません。ぴゅあぴゅあはーとが一番そういう意味でど真ん中なのかもと思います。
柊朱雀->ZONEが売れていた頃みたいな。
Pondaring->曲としてはそうですね。でもZONEがアテブリなしでちゃんと演奏してるの見たことないから、グループとしては「アイドルがバンドを演じている印象」なんですが。。。
Pondaring->プリプリのほうが個人的には印象が近いです。アイドルバンドと硬派の中間という意味では。
柊朱雀->同じ時期にヒットしたガルデモは本格ロックバンド調で、対なる存在でしたね。

この曲の評価は…
柊朱雀 ★★★☆☆ - 数ある劇中歌の中でも佳作的な一曲。
Pondaring ★★★★☆ - 真剣にガールズバンドを語れてしまうくらい、ど直球の楽曲。


7 th Utauyo!!MIRACLE
2010年8月4日発売 2期「けいおん!!」後期OPテーマ

Pondaring->インパクトは前作に劣るけど、テンションは多分今までで一番高い曲だと思います。
柊朱雀->ワケがわからないとにかくハイテンションなOP映像が勢いをそのまま表していたと思います。超絶ギター速弾きがスゲぇ!
Pondaring->PV(あえてこう表現します)はやっぱり教室ライブが印象的ですね。
柊朱雀->唯さんが持っていたのはアレは携帯ですか?パッと見てたらマイクじゃないし何かわからなかった(笑)
Pondaring->「ピンク色の何か」です。じっと見てみたけど良く分からんかった・・・筆箱のほうが高校生っぽいし、筆箱ってことで(笑)
柊朱雀->曲の勢いも凄いですが歌詞が凄い。前作以上に何を言ってるのか全くわからない。
Pondaring->早口なのはもうこだわりなんでしょうね。でも唯はどっちかというとおっとりな方だけど。
柊朱雀->サザンがデビューした時に当時の人々が感じたものと近いものがあるのかも(丸パクリ ©MOMA)
Pondaring->それはあると思います。むしろサザンを少し意識してるのかも。で、全体的にワケわかんない曲なだけに、エンディングの合唱部分の歌詞がやけに感動的に聞こえたり
柊朱雀->桑田さんがカバーしたものを聴いてみたい(笑)
Pondaring->けいおん!ファンのミュージシャンは多いし、どっかのタイミングで桑田さんが触れる可能性もなくは無いですね。
柊朱雀->前OPに続いてですがこれについていってるボーカルが凄いですよね。豊崎愛生とTom-H@ckここにあり!みたいな。
Pondaring->今考えると、Cagayake!が普通に思えるのは、「最初だし抑えた」というよりもTom-H@ckが豊崎愛生の音域や実力を分かってなかったというのが理由になりそうな気がします。
柊朱雀->1期時は無名でしたからね。ここまでの勢いが出るとも誰も思ってなかったでしょう。
Pondaring->Utauyo!!は大サビで転調してとんでもないキーの高さに。
柊朱雀->最後サビで上げきって歌い終わって、「大好きをありがとう」に繋げるのが最高に好き。
Pondaring->この「大好きをありがとう」以降が、何となく“終わり”を匂わせる感じに聞こえて、ちょっと切なく思えました。
柊朱雀->最終回が近づくにつれて胸に来るものがありました。

この曲の評価は…
柊朱雀 ★★★★★ - 果てしないテンションがそのまま色褪せない。元気が出る曲No.1。コピーバンドは…相当無理だろうな…。(遠い目)
Pondaring ★★★★☆ - それまでありそうで無かった「ライブハウス3‐2教室」がこの曲のPVで実現したのがよかった。


8th No,Thank You!  
2010年8月4日発売 2期「けいおん!!」EDテーマ
 

柊朱雀->前回は1位2位でしたが、今回はSMAPに圧倒的差で阻まれて2位3位でした。
Pondaring->まぁしょうがない。むしろSMAP史上初のDVD付きシングルでしかも複数商法ってことで、ジャニーズを本気にさせただけでもよかったんじゃないですか?勢いがあった証拠だと思います。
柊朱雀->後出しでリリース決定して複数商法かましてきたので、「そこまでやんのかよぉ!?」と半ギレした記憶が…(笑)そのまま出しても単純計算で勝ててましたけど。
Pondaring->自分の場合そこまででもなかったですけどね。応援してるアーティスト、大半は連続1位に縁がない人たちばかりだったんで。
柊朱雀->チャート系話題で意見分立したり、けいおん嫌いなとあるSMAPファンの方がTwitterで爆撃かましたりしてて、外野はあまり平和じゃないようでしたけどね。
Pondaring->ぶっちゃけ ぶっちゃけ 誰得? 何得? 「嫌い」って感情は案外めんどくさいしエネルギー使うモンです。
柊朱雀->で、この曲は…全く買う予定なかったのにOP買いに行ったら気付けばCD持ってた(笑)
Pondaring->気付けばってのがいいですね(笑)
柊朱雀->終わりに向けて完全に盛り上がってました。
Pondaring->この曲自体、終末感ありますよね。
柊朱雀->最後の最後で激しいギターロックサウンドが炸裂、かなり開放的な一曲でした。
Pondaring->自分は、初めてけいおん関連のCD買ったのが実はこの曲で・・・と言っても中古でしたけど。発売3週間後くらいにたまたま500円くらいで初回盤が置いてあって、慌てて手に取ったという感じです。
柊朱雀->この曲はコピーバンドでも人気ですね。アニメ見てない人でも曲だけでハマる…のかも…。
Pondaring->これはけいおん知らなくても、いい曲だと思ってたと思います。自分の場合は"lazy"がまさにそういう曲だったというか、"lazy"が入り口だったから。
柊朱雀->ボーカルの中の方はかなりかっこいい声なのに、なんで芸人声優やってるのか…。(遠い目)
Pondaring->なんか、西川貴教と同じニオイがします。日笠陽子は西川貴教のファンで、西川貴教はけいおんのファンだから、ある意味相思相愛なんですけど。キャラが被ってる気がします(笑)
柊朱雀->全国区レベルで「てへぺろ(・ω<)」がお伝えされましたし、今後の活躍に期待です(笑)
Pondaring->そういえば、「Thank」はHTTメンバーの頭文字になってますよね。
柊朱雀->Tanaka Hirasawa Akiyama Nakano Kotobuki これ放送中は気付かなかった…!
Pondaring->りっちゃんがリーダーだから大文字、ってことはないとは思いますけど、この偶然はすごいと思いました。むしろ狙ったのか?くらいの勢いです。
柊朱雀->実はEDで見た時は最初全く残ってなかったのですが…CD視聴でガツンと来た。
Pondaring->自分は逆に、一発でキタコレでした。どうやらこういう激しくてダークなアップテンポの曲が好きみたいです。
柊朱雀->lazyカバーした時よりもSCANDALっぽい!と思ってたらSCANDALがどんどんとポップに向かっていったので…(汗)まさに待ち望んでいたカッコイイガールズロックでした。
Pondaring->PVもカッコよくて。ジャケットにもなってるけどジャンプしてるシーンが好きです。
柊朱雀->同じくです。サビ前で澪が気功砲打ってるのは何か笑ってしまった。
Pondaring->あと、りっちゃんが無表情で立って、スティックを1本だけ持ってスネアを片手で叩いてるシーンもなんか好き。
柊朱雀->全体的に「5年後ぐらいの未来」を描いているっぽいので、大人になったあずにゃんがお美しいです(笑)
Pondaring->あーいうのはフルバージョン作ってちゃんとPVとして完成させて、スペシャとかMTVとかで流すべきって本当に思います。
柊朱雀->やったら面白そうですね。OPED映像だし普通やらないので難しいだろうけど。
Pondaring->そうやって自由に流せる映像作ったら、「音楽番組でスルーされた」とか言われなくて済むと思うんですけど。
Pondaring->そういう意味で、実写含めたとはいえ実現させたGirls Dead Monster「Little Braver」は画期的なPVだったと思います。
柊朱雀->「Little Braver」は今考えたら全く別のバンドになってましたし…(苦笑)
Pondaring->CSの音楽チャンネルに「アニソン特集」をやるところが最近増えてきたのに、そういう機会利用しようにもPVなかったら出来ないですから。
柊朱雀->それほど「けいおん!!」が映像としても完成度高い作品だったということで。
Pondaring->いい具合にまとまりましたね(笑)

この曲の評価は…
柊朱雀 ★★★★☆ - 澪ボーカルのロック路線はこれでようやく完成されたのかなと。
Pondaring ★★★★★ - こういう曲本当に大好き!ちなみにPon's Original Chart 2010年の年間5位です。


9th ごはんはおかず/U&I
2010年9月8日発売 2期20話「またまた学園祭!」劇中歌

ごはんはおかず
Pondaring->今のところ歴代OP曲のぶっ飛び具合を唯一越えてしまった超絶楽曲だと思います。
柊朱雀->さすがに原作ですらも崩壊(アニメでは陶酔していた憂もドン引きして作詞を助けようとしてた)していた歌詞にメロディーが乗るとは…。それだけでスゲぇ…。これで遺作になったbiceさんが惜しまれすぎる。
Pondaring->biceさん30代だったと思います。分かりにくいと思うけど、読みは「ビーチェ」です。
柊朱雀->「どないやねん!」の掛け声もライブで完璧。
Pondaring->これカラオケで僕に無茶振りで歌わせてきた人がいて、ガチで歌ったら、終わったあと「どないやねん!」と言われました←
柊朱雀->大塚愛の「もう一回!」に次ぐ名フレーズではないでしょうか(笑)どっちかというと「Happy Days」にかなり影響受けてそうだけど。
Pondaring->意外とこの曲皆知ってて、「1・2・3・4・GO・HA・N!」とかも結構盛り上がります。
柊朱雀->関西人にとっては歌うのは微妙な気持ちですが…。
Pondaring->「関西人じゃないんです」っていう嘘に対する(どないやねん!)という解釈で行きましょう♪
柊朱雀->この当時の一つ上の順位にいたのがGLAYで、GLAYがこれ歌ったらどうなるんだろうな…と全くどうでもいい事を考えてしまった。
Pondaring->HISASHIがノリノリで「ごはんはおかずじゃないのかよ!」って言ってるところを想像しちゃった…!TERUは天然なんで共通点←
柊朱雀->当時TwitterでHISASHIが感想呟いて、けいおんファンである事が有名になったので機会はあるかもしれませんね(笑)ドーム級の「どないやねん!」が。
Pondaring->今のGLAYならやりかねないかも。それはもう、なんでこの曲カヴァーした!?っていうニュアンスの「どないやねん!」ですよ(笑)

この曲の評価は…
柊朱雀 ★★★★☆ - 超絶ぶっ飛んでるのにサウンドだけ聴くと普通にロックバンドしてるのがツボ。
Pondaring ★★★★☆ - アルバム収録の「Honey sweet tea time」(ムギMain Vo.)もbiceさん作曲。HTTの楽曲の幅広さがすごければ、提供陣の幅広さもなかなかすごい。

 

U&I
Pondaring->そもそもこれ、HTT史上初の両A面シングルで、かつアルバム先行シングルなんですね。劇中バンドに「先行シングル」って言葉使うのも変なんですけど。
柊朱雀->元々5人それぞれで作詞してきて唯作詞のこの曲が選ばれた…というエピソードで、「ごはんはおかず」はボツ楽曲だったのに何故か1曲目で猛威を振るいました(笑)
Pondaring->そういえばそうでした(笑)
柊朱雀->こちらは唯が妹の憂に感謝を込めて作った曲で、王道に温かいポップロック。20話までアニメを見てるとずば抜けた名曲度
Pondaring->「失ったことで初めて大切さが分かる」というBUMP OF CHICKEN「supernova」に近い非常に大きなテーマを扱ってるだなんて、唯は気付いてないかもしれないけど、それくらいの曲だと思います。
柊朱雀->唯「BUMPって誰?」な光景を脳内再生した俺はたぶん相当寝ている。「失ったことで」はここでは憂が風邪でダウンした事ですけどね。ハートフルさがバンドサウンドも併せて最高。
Pondaring->あと、部室が一時的に使えなくなったことも入ってますね。
柊朱雀->そうそう。
Pondaring->この曲もタイトルがなかなか秀逸で、「YOU&I」とも「UI=憂」とも解釈できるのが深いけど、唯がそこまで考えてるかは分かんない(笑)
柊朱雀->天才。この20話ライブシーンは白熱でした。「U&I」の前MC、終わった後の「もう次はない」まで感情高ぶって泣きっぱなし。
Pondaring->確かにこの曲が使われた20話は何回見ても泣きますね。今でもしっかりハードディスクレコーダーに録画して残してあるんでたまにみるんですけど。
柊朱雀->ちょうど高校卒業したタイミングだったからか心にガツンとストライクしまくりでした。本当に理想の学園生活だと思います。
Pondaring->もう卒業するのに、新歓どうするとか、合宿どこに行くとか、語り合って、涙ながらに「次はないの」となるところが…、何回見てもキますね。
柊朱雀->うちは新聞部だったので、春の学園祭の仕事をパパーッとやって後輩1人に託して終了!受験!…。理想だ……。
Pondaring->「いつまででも一緒にいたい」「こんな日々がずっとずっと続くんだと思ってたよ」「ゴメン今は気付いたよ当たり前じゃないことに」という歌のあとに、
Pondaring->もう次はないんだという現実を受け止めたくないけど受け止めないと…、と葛藤して泣きじゃくるシーンが来るから、とても切なくなりました。
Pondaring->これの直後に学祭実行委員会を引退したから、唯たちとなんか近いものを感じた気がします。
柊朱雀->高校卒業で仲間とは別れたけど、むしろ卒業してからの方が絡む回数増えたのもいるしなぁ…(笑)また来年再来年になり、大学で似たような感情を抱くことになるのでしょう。
Pondaring->自分なりに日々の充実を感じているなら、誰もが通る道だと思います。

この曲の評価は…
柊朱雀 ★★★★★ - 一度卒業を味わって聴いたから心に響いた。青春と共に駆け抜けた曲になりそうです。
Pondaring ★★★★★ - 曲単体でも十分いい曲なんだけど、これはアニメずっと見てたらより深く入り込める曲だと思います。


Pondaring->久しぶりの対談ってことで、言葉が止まらない止まらない。
柊朱雀->対談メンバー悲願の対談が果たされました(笑)
Pondaring->悲願・・・そんな行っちゃいます?(笑)
柊朱雀->シングルに絞って振り返ってみましたが、改めて偉大です。もうこのアニメを越える作品は現れないと思います。
Pondaring->言いきっちゃった!
柊朱雀->高校最後~大学まで見た思い入れが違いますからね。一心同体で。
Pondaring->ストーリーや登場人物に入り込んだのも、CD買い漁ったのも、けいおんが初めてです。
柊朱雀->と同時にアニメ視聴生活の完全ピークだったかなと(笑)この後ガタッと見る本数落ちたし。
Pondaring->数えるほどしかドラマもアニメも見てないから、本数が落ちるという感覚を味わったことがないんですけども(笑)
柊朱雀->最後にシングル以外でこの曲好き!って曲はありますか?2~3曲ほどでも。
Pondaring->Sweet Bitter Beauty Song(Don't say "lazy"のC/W)、私の恋はホッチキス、冬の日ってとこでしょうかね、3曲なら。
Pondaring->「Sweet~」はちょっと暗めだけどカッコいいから。「ホッチキス」は大サビのストリングスパートがツボ。「冬の日」は、そもそもウィンターソングが好きだから。朱雀さんは???
柊朱雀->俺は「わたしの恋はホッチキス」「天使にふれたよ!」「ふでぺん~ボールペン~」ですね。ホッチキスはJ-POP史に残る名曲
Pondaring->『放課後ティータイム』がキャラ名義史上初のアルバム1位をとった時、ホッチキスがたくさんテレビで流れてたの思い出しました。
柊朱雀->結局あまり定番曲にならなかったのが惜しい。意外と隠れ名曲なのかな?
Pondaring->なんだかんだで一番の代表曲は「ふわふわ時間」ですもんね。まぁアルバム収録曲って総じてそういうモンです。
柊朱雀->アニメは終わりましたが原作では大学生編をやっているので、これからも彼女らの動向を見守っていきたいと思います(笑)
Pondaring->映像化するならみたいけど、原作はどうするか分かんないです。まぁこれからも楽しみなのは確かなんですけど。
柊朱雀->とりあえず読むのは単行本出てからだな。そんなわけでそろそろ。また機会があれば呼んでください!
Pondaring->そうですね。またやりましょう!

柊朱雀->おつかレミクラァーイ。
Pondaring->おつキャット。

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