嵐 シングルレビュー

 

1st A・RA・SHI
1999年11月3日発売

伝説のデビュー曲。V6に続くバレーボールタイアップで97万枚の売上を記録し、今の世代でもシースルーの恥ずかしい衣装(Mステ)と共に多くの人々の記憶に刻まれている代表曲。普段の嵐の曲はよく知らないけどこの曲なら…って人は多いと思う。曲の半分のラップとか、シースルーとかそんなわけで言葉で表すよりもインパクト一発なこの曲。正味いいか悪いかはわからないけどデビューからよくわからない勢いだけはあったように振り返れば感じる。とにかく衝撃でした。

★★★★☆

2nd SUNRISE日本/HORIZON
2000年4月5日発売

SUNRISE日本
同じくバレー。「サンラ〜イズ日本♪」のサビは非常に印象的であるがそこしか覚えてなかった…。ガソリンスタンドの前で撮影された謎のPVもインパクトのある意味前作以上に飛び道具な曲。デビュー曲に続いてリアルタイムで記憶に残った曲なのに今だとえらく埋もれてしまうなぁ。実際売上もミリオン手前から40万枚まで落としている。これでも07年まで2番手ヒットだったけど。
★★☆☆☆

HORIZON
実はA面だったこの曲。10周年ベストにもしっかり収録されていた(PV集ではスルー。作られたのか?)。これも「ホライズン♪」のサビが記憶に残るがこれがA面だったのか。正直初期ベスト借りるまで全然知らなかった…。
★★☆☆☆

3rd 台風ジェネレーション
2000年7月12日発売

セリフで始まるという超・80's アイドルポップソング。タイトルも連発でハイセンスだし、この頃の嵐は完全にJr.発のシースルーイロモノユニットと思われてたんじゃないだろうか。初動25万枚を超えながらもB'z、安室奈美恵に阻まれて3位。今のジャニーズならB'zにぶつけるなんて絶対やらないだろうしやけに1位拘ってなかったんだなこの頃オイ!そんなわけでこの曲もベスト盤聴くまで知らなかった。そしてこの頃から徐々に音楽から一時離れていったので、再ブレイクするまで完全後追い…。2番から転調してミディアムからポップになる展開は面白くて、セリフも付きでカラオケで盛り上がれそうな気がする。

★★★☆☆

4th 感謝カンゲキ雨嵐
2000年11月8日発売

感謝を歌った感涙バラード。ドラマ『涙をふいて』OPということであるがこれは『花より男子』における「WISH」「Love so sweet」みたいなもんか?歌いだしからのサクラップ、メロディーも込めて感動の名バラードで、ナンバーワンになった今歌われるとかなりの説得力。それだけにこの曲はもっと語り継がれてもいいような…(熱心なファンの間では定番だけど)。このシングルも同じく初動25万を出しながら大爆発したMISIA「Everything」の3週目にかなわず2位。

★★★★★

5th 君のために僕がいる
2001年4月18日発売

爽やか応援ポップ。サクラップもある王道嵐ソングではあるものの、前4作がかなりのインパクトだったので一転普通の落ち着いた曲としか思えず…。早い意味無難でマンネリしつつあったので次作から大幅に路線転向したのはよかったと思う。

★★★☆☆

6th 時代
2001年8月1日発売

マツジュン版『金田一少年の事件簿』主題歌。自称金田一ファンを名乗る俺は後追いで07年に一気に見た。一般的には金田一といえば堂本剛!というイメージが強いんだろうけど、それよりもクールで二枚目だったこっちのが個人的には好きだった。美雪(鈴木杏)は論外だったけど…。また、金田一は4度(剛版が2回)ドラマ化されているが、剛版はCDデビュー後の1stアルバムに初収録、亀梨版は未だCD化されていないので正規にシングルCD化された唯一の金田一主題歌となっている。先述通り大きく路線を転向したハードロック。かなりかっこよくてドラマにもはまっていた名作。この曲ももっと語り継がれるべき。そして、今作をもってポニーキャニオンとの契約を終了、ジャニーズに自主レーベルを設けて移籍することになる。そこまでのシングルC/W全曲を収録した初期ベスト盤がリリースされている。

★★★★★

7th a Day in Our Life
2002年2月6日発売

ドラマ『木更津キャッツアイ』主題歌。V6岡田が主演で、サブのメンバーに櫻井翔。カルト的な人気で2度も映画化される大ヒット。今作も決して高い売上ではなかったけど02年ジャニーズNo.1ヒットを飛ばした。スケボーキングによる提供曲でヒップホップが全開。サクラップが大々的にフィーチャーされたような曲で、そこに大野メインのボーカルが絡むという絶妙な展開。それでいてキャッチーという抜群の完成度を誇る。もっと突き進めればよかったのにこれ以上サクラップを押した曲が現れていないのは残念。しかし、曲の構成の故にカラオケでは確実に相方がいないと歌えない

★★★★★

8th ナイスな心意気
2002年10月17日発売

アニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』OP。96年のTOKIOに続くジャニーズタイアップ。09年には香取主演でドラマ化したし意外とジャニーズとの繋がりは深いのか。何故かアラシ名義でのリリースで、髪を七三分けにしたり、サラリーマンルックス風のパフォーマンスが話題を呼んだ。アニメ本編にも出演したらしいがこれまた何故か顔だけ実写で口がカクカク動くという気持ち悪すぎる演出で苦情が殺到したんだとか。曲の方は一転普通の応援アイドルポップス。元気付けられる一曲ではあるが歌いだしの「ルックスでばっか勝負する奴に たぶんなりたくないと♪」ってのは「お前らに言われたくねぇよ!!」とツッコんだ人は多いと思う。いきなりサクラップも無し。実際それも響いたのか、一気に25万枚で当時の最低売上を更新することに。

★★★☆☆

9th PIKA☆NCHI
2002年10月17日発売

全員が主演した同名映画の主題歌。更に一転してミクスチャーロック路線に回帰。「時代」や「a Day in our Life」に比べたらもっとごちゃまぜでポップな印象が残る。かなりハードで攻撃的。完全に声を潰したサクラップもかなり特徴的である。一度生演奏で聴いてみたい…。この1年でこの路線が終了するのももったいなかった。

★★★★☆

10th とまどいながら
2003年2月13日発売

櫻井主演ドラマ『よい子の味方』主題歌。再びポップ路線でサクラップ無しに。櫻井メインタイアップなのにサクラップがないという…。ミディアムでしんみり心に入る曲。良し悪しはともかくかなり普通の一作でサクラップもなく、シングルの中では一番影が薄い。初動10万ながらRUIに抜かれ、デビュー初期以来に2位に。

★★★☆☆

11th ハダシの未来/言葉より大切なもの
2003年9月3日発売

ハダシの未来
コカコーラのCMソング。久々に多くの人の耳に入るタイアップで存在感を示した。サクラップはないけどバンドテイストな爽快感とキャッチーさでうまくカバーしている。夏になると聴きたくなる。
★★★☆☆

言葉より大切なもの
二宮主演ドラマ『Stand Up!!』主題歌。サブメンバーにJr.時代の山下智久、小栗旬、成宮寛貴という現在の主演級が揃った豪華な青春ドラマだった。しかし内容は高校卒業までにヤりたいっていう、今現代だとたぶん放送許可されないと思う…。「ハダシの未来」に増して爽快な一曲で、サクラップもかなり爽快に復活。ここから櫻井本人がラップ詞を担当するようになってグレードアップ。大サビ前に入ってるという構成はわかりやすいので歌い切れればカラオケでかなり盛り上がる。実際2曲ともウケたようで、久々に20万枚を突破するヒットになった。
★★★★☆

12th PIKA☆☆NCHI DOUBLE
2004年2月18日発売

02年のメンバー主演映画の続編主題歌。かなり爽やかで切ない一曲。サクラップもバッチリ。タイアップさえ上手くはまれば最大級ヒットも間違いなしぐらいの名曲だったのに、まさかの歴代最低売上記録(13.6万枚)っていう…。ありえん…。しかし2作ぶりに1位を獲得はして、現在までの連続1位記録に繋がっている。初のソロパート歌い回しがあったということでも印象深い。とにかくこの曲ぐらいの名曲ぶりを今こそもう一度、頼むぜ。

★★★★★

13th 瞳の中のGalaxy/Hero
2004年8月18日発売

この年「24時間テレビ」のパーソナリティを担当。五輪のタイアップもあり存在感をアピール。複数買わせるジャニーズ商法の本格化もあって久々に25万枚を超えるヒットを記録した。

瞳の中のGalaxy
二宮主演ドラマ『南くんの恋人』主題歌。90年代にやっていたドラマのリメイク。藤井フミヤの提供でかなりそれっぽい感じになっている。かなりロマンティック。PVや歌番組では真ん中で二宮がギターを持って登場。趣味が作曲と言うほどの音楽面を初めてアピールした。涼しい夏の夜にピッタリで、夏の夜長に聴きたい一曲。
★★★★☆

Hero
日テレのアテネ五輪テーマソング。そして「24時間テレビ」でもほぼメインテーマのような扱いだった。選手をヒーローと称えるまさに万人ウケ応援歌。嵐としては普通すぎると言わざるを得ないが、もっとヒットしていてもよかったんじゃと思う。普遍的な名曲。
★★★☆☆

14th サクラ咲ケ
2005年3月23日発売

予備校のCMソング。爽快なギターサウンドに乗せた文字通りの受験生応援ソング。雑誌やテレビでの「春うたランキング」の上位にもよく入る。ここから嵐の楽曲の一般知名度もドカンと上がってきたのではないか。5人の声の個性を発揮したソロパート、そしてサクラップというスタンダードと思える理想路線。「受験で合格した瞬間に頭で流れた…」って人は多いと思うけど、俺はそのつもりで受験したら全部落ちた(公募滑り止めで合格)のでしばらくこの曲は全く聴けなくなったなぁ…。最近ようやく聴けるようになってきた。ここまでがいわゆる下積み時代かな?ここから俺も久々に音楽番組を見てCDを借りまくるようになり、ここからは完全にリアルタイムで追っている。

★★★★☆

15th WISH
2005年11月16日発売

マツジュン出演ドラマ『花より男子』主題歌。なんか別の企画が頓挫したらしく急遽当てた即席ドラマだったらしく、子役時代から忘れ去られ気味だった井上真央と当時無名だった男性陣を引っ張ってき、主題歌も嵐がいるから嵐にすっか的なやっつけ仕事が想像されるがドラマは20%を連続で越える予想外の大ヒットを記録。何がヒットするかわからない。そんな流れで主題歌も「a Day in Our Life」以来に30万枚を超えるロングヒットになった。ちょうどオリコンチャートを見始めた時期だったので、トップ20で年末年始ひたすら残ってたのは印象的だった。クリスマスを思わせる良質ポップスで、サクラップは無し。ドラマにはまっていて曲も合っていたので嵐を聴き始めたときはしばらくこの曲が一番好きだった。今だと…悪くはなくて好きなんだけど他にもあるかな…。なんだかんだ冬になると聴いてるけどね。

★★★☆☆

16th きっと大丈夫
2006年5月17日発売

SOUL'd OUTのメンバーが作曲。前作のヒットに少し乗っけて20万枚を突破した。「ラキラキベイビ♪」のサビが非常に特徴的。ジャニーズらしい超王道爽やかポップスにサクラップが随所に絡む。これぞ嵐なポップラップナンバー。同世代に向けた応援歌っていうのも元気付けられるなぁ。嵐の曲の中だとこの曲が一番好き

★★★★★

17th アオゾラペダル
2006年8月
2日発売

櫻井主演映画『ハチミツとクローバー』ED。スガシカオが作詞作曲した。元々この映画の原作者がスピッツとスガシカオの大ファンで、主題歌にはスピッツの『魔法のコトバ』が起用されてて、別に嵐が出てくる必要性はなかったけど(実際エンドロールが流れてからの時間稼ぎとしか見えなかった)そこは主演が櫻井だからとか大人のあれこれが発生したとしか。スピッツだけでなくスガシカオも使いたかったということも?映画に合わせた切ない青春バラード。バラードなのでサクラップはないが、ラスト大サビで櫻井ソロパートが長めに置かれている。これは何気に貴重。とにかく爽やかでブルーな印象の曲で気持ちいい。

★★★★☆

18th Love so sweet
2007年2月21日発売

ドラマ『花より男子2』主題歌。満を持して続編が作られた。今回は放送前から期待がかなり高く、期待通りの大ヒット。主題歌も期待通り大ヒット、2ndシングル以来の40万枚突破を果たした。年間トップ10入り(4位)も初。ここから今に至る嵐の大躍進はスタートした。俺も「WISH」から聴き始めてここで一気に嵐にはまり、ベスト盤でシングルを全部追って聴きまくった。そんなわけで、思い入れが深いナンバーなんだけど…いかんせんサクラップが全くないのがなぁ…。ここからサクラップが減少の一途を辿ってくし。嵐っぽくはないじゃん的な。しかしそれを差し引いても風格という意味でも今でもかなり好きな一曲。

★★★★☆

19th We can make it!
2007年5月2日発売

マツジュン主演『バンビ〜ノ!』主題歌。2クール連続でマツジュンドラマ。タイアップの差か40万枚に届いた売上が一瞬で06年水準に逆戻りしてしまった。かなりの単調応援歌ポップ。今までに比べるとかなりポップで、キレが全くないように感じた。サクラップも妙に取ってつけたようでかなり短いし、こんなんじゃないだろ〜って。嫌いではないが全シングル振り返ってみてもこの曲だけは苦手かなぁ。

★★☆☆☆

20th Happiness
2007年9月5日発売

二宮&櫻井主演ドラマ『山田太郎ものがたり』主題歌。再び大ヒット。ドラマとあわせて07年夏を代表するヒットになった。果てしなく内容のなかったドラマに合わせてか、07年の嵐の躍進の勢いに合わせてか、かなり煌めいてハイテンションな曲。サクラップはないけどこれは個性で押し切ったタイプ。問答無用に聴いててテンションの上がってくるキラメキポップナンバー。ドラマのOP映像でのキラキラエアギターも今でも印象的。今振り返ってもブレイク以降では最高峰

★★★★★

21st Step and Go
2008年2月20日発売

ここから一気に初動30万台へ跳ね上がった。しかし2週目以降は5万枚しか売れないという超足スピードダウンを見せ、大ブレイク以降も全くチャートを上がってこなかったのであまり大ヒットした印象がない。卒業シーズンへ向けた青春ポップ。王道のジャニーズポップに間奏サクラップの待望路線。やっぱりこういう曲が好き。というか、曲の印象としては普通にいいなぐらいなのに、最近ではサクラップが入ってるだけで名曲確定に…。

★★★★☆

22nd One Love
2008年5月25日発売

映画『花より男子 FINAL』主題歌。映画まで作られ大々的にフィニッシュ。年間2位となる55万枚を売り上げる大ヒットになり最大の代表曲の地位を築いた。さすがに大ヒット作のラストだけに気合入りまくり。誰もが覚えて歌えそうなまさに万人ウケポップス。個人的にはそこまで大好きではないけど、まさに大ヒットする曲というイメージ。ここから嵐は大ブレイクし、以降は何を出しても年間トップ10入りという無敵状態に突入する。

★★★☆☆

23rd truth/風の向こうへ
2008年8月20日発売

更に初動大爆発。2週で年間1位に躍り出る大ヒットになり、そのままの勢いで初の年間1位を獲得した。

truth
大野主演ドラマ『魔王』主題歌。普段ののほほんとした大野のキャラとはかけ離れたシリアスな復讐劇ドラマで、中居ばりの名演を見せた今作でガッチリしたファンを獲得。そのドラマに合わせたようなスリリングな曲。ドラマに合わせたような歌詞もかなりはまった。まさに『魔王』のために作られた曲という感じがする。見てなくてもダークな路線で中毒性あって人気とか。なんかアニソンみたいだな。いやここから更に売れていって巨大になってくけど、この頃の嵐が一番フリーダムだったように思うなぁ。
★★★★★

風の向こうへ
日テレの北京五輪テーマソング。TBSではSMAPがテーマを担当していたが、それを軽く一蹴する大ヒットに…。他の局のテーマを見渡すと選手を讃えるような壮大な応援歌が多いし実際04年の「Hero」もそんな路線だった。今回は打って変わってお気楽ポップな曲になっていて、NEWS ZEROキャスターとして選手に取材していた櫻井によるサクラップも登場。大舞台だけど楽しんでいこーぜ!ってことか。今だと運動会にピッタリというイメージ。
★★★☆☆

24th Beautiful days
2008年11月24日発売

二宮主演ドラマ『流星の絆』主題歌。東野圭吾ミステリーをクドカンぶっこわし脚本でアレンジしたことでも話題に。そのままの勢いで20%を超える大ヒットになった。今作もギリギリ滑り込む形で年間トップ10入り(9位)。爽やかでも切ないウィンターポップで、ドラマに合わせたような星が降ってくるようなアレンジが印象的。曲単体で聴いても名曲だし、ドラマを見て聴くとなおおいしい。タイアップソングの鑑。高校時代の思い出と共に年末に聴きたくなる。ここから一時購入に。

★★★★★

25th Believe/曇り、のち快晴 / 矢野健太 starring Ohno Satoshi
2009年3月4日発売

デビュー曲以来の初動50万枚突破。初動だけでそのまま年間1位を独走する大ヒットになった。なお、今回は『歌のおにいさん』の主役名義の楽曲とのスプリット形式になっているので、オリコンでは別名義シングル扱いになっている。

Believe
櫻井主演映画『ヤッターマン』主題歌。明らかに暴走だろと思われていたこの映画化も、勢いかフカキョンのセクシードロンジョがよかったのか大ヒット。内容は子供向けすぎて俺じゃ映画館で見るも恥ずかしかったけどな!文字通り年間1位大ヒット作。勢い溢れる曲調にサクラップも大々的に登場。めちゃくちゃにかっこいい曲。カラオケでも合唱でかなり盛り上がる。しかしこれがシングルA面でラスト・サクラップになるとは…。楽曲の勢いとしてはこの曲がピークだったように思える。
★★★★★

曇りのち、快晴 / 矢野健太 starring Ohno Satoshi
大野主演ドラマ『歌のおにいさん』主題歌で、役名のまま歌った言わばキャラソング。「ダンダンダ〜ン♪」のサビが耳に残るキャッチーな応援歌。ジャニーズの中でも歌のうまさに定評のある大野だけあって確かなボーカルが冴え渡っている。ドラマは最初と最後だけしか見なかったけどこの曲は好きだ。しかしキャラ名義ということもあってアルバム完全未収録になっており、どこかでセルフカバーするとかして救済してくれぇ…。
★★★☆☆

26th 明日の記憶/Crazy Moon〜キミ・ハ・ムテキ〜
2009年5月27日発売

2連続の初動50万突破。無敵のまま年間2位にランクインした。

明日の記憶
櫻井主演ドラマ『ザ・クイズショウ』主題歌。かなりシリアスなドラマで、クイズでゲストの悪事と暴いていく内容と横山裕との因縁対決のストーリーに当時受験生ながらかなり引き込まれた。記憶を失った主人公に合わせたシリアスなバラード。ドラマと併せて曲にも引き込まれてかなりリピートした。名曲。良メロポップスが主流になった最近の中ではかなり冒険した一曲じゃないか。「Believe」ほどでもないにせよもっと注目されて欲しかった…(それでも年間2位なんだけど)。
★★★★★

Crazy Moon〜キミ・ハ・ムテキ〜
コーセーのCMソング。やはりサビが印象的なキャッチーポップソング。文字通り無敵な勢いでインパクトはあるけど、これぐらいなら07年までならあっさりC/Wに回してたレベルだったのでは…。
★★☆☆☆

27th Everything
2009年7月1日発売

auのCMソング。タイアップ3作目にして初のA面ソングに(2作目はC/Wに収録)。青春なセツナポップで気持ちいい。予約をミスって初回盤が手に入らなかったことであまり印象がよろしくなかった(個人的だな!)が、その爽やかさで飽きずに聴けた。スルメ楽曲。初夏を思わせるような涼しいイントロが印象的。朝のランニングに聴きたいみたいな。複数買わせるジャニーズ商法を一切しなかったにも関わらず年間5位に。

★★★☆☆

28th マイガール
2009年11月11日発売

相葉主演ドラマ『マイガール』主題歌。ベスト盤が150万枚を超える大ヒットになった矢先一発目のリリース。その勢いのままわずか1ヶ月で年間3位に。年間トップ3を独占した。紅白にもジャニーズ枠を取っ払って初出場。09年は文字通り嵐の1年だった。その09年を締めくくる一曲はドラマにも合わせた、感謝を歌う良メロポップス。10周年を迎えた嵐からの感謝ともとれる極上の名曲。温かいサウンドがとにかくはまる。サクラップ無しでもそこは諦めるとして問答無用に気に入った。大好き。しかし売上はトップ3ではあるが、この後すぐに年末番組で「Believe」モード一色になったのであまり年間3位ほど大ヒットした感覚は全くない。

★★★★★

29th Troublemaker
2010年3月3日発売

櫻井主演ドラマ『特上カバチ!!』主題歌。フジテレビで02年放送された『カバチタレ!』のリメイク。放送中にクイズとか当選者に生電話〜♪とかいう企画を連発して大きく滑ったことでも話題になった。09年大爆発した勢いをそのまま曲に入れ込んだような、まさに無敵の勢いのパワフルポップナンバー。一度聴いただけで耳に残り、全てを蹴散らかすばかりのパワーに溢れている。その勢いのままに3年連続の年間1位が確定的であったが、下半期のAKB48の猛追に敗れ、ついに年間最高3位に…。年末年始の再浮上でデビュー曲以来に70万枚を突破した。

★★★★☆

30th Monster
2010年5月19日発売

大野主演ドラマ『怪物くん』主題歌。ヤッターマン櫻井に続く実写化でこれも大ヒット。年間4位だったが2010年の嵐を代表する一曲になり、年内では前作の下だった売上も年末年始の再浮上で逆転。デビュー曲に続く2番手売上となった。スリリングな歌いだしから始まる「truth」を少し彷彿とさせるような曲。ちゃんとドラマに忠実で少し冒険しながらもポップ。大野ソロのサビで一気に開放的に突き抜けるのが気持ちいい。中毒性があって子どもでもはまれる面白い一曲。面白さという意味ではこの曲が09年以降で抜群だったと思う。年末番組ではこの曲メインで出演。今では好きな曲なんだけどこのシングルで再び初回盤を逃してしまい、金がないサクラップもないしやってられっかってノリで久々のレンタルを決め込んでしまった。買えばよかった…。

★★★★☆

31st To be free
2010年7月7日発売

三ツ矢サイダーCMソング。夏の爽やか路線だが今までとはちょっと違う、エレキギターから始まる大人味のあるかっこいい一曲。夏の海岸で打ちひしがれて聴きたい。しかし2010年の夏はそう甘くは過ごさせてくれず…。あまりの暑さにおかしくなったかぶんしゃかブンシャカ言ってるあの曲に夢中になっていたぞ。というかこのシングルが通常盤(DVD付)オンリーで、買うかレンタルかで迷ってる間にまさかの完全スルーに…。逆に言うといつでもDVD付が買えるってことなので金があれば買ってくるか。借りるよりは。

★★★☆☆

32nd Lφve Rainbow
2010年9月8日発売

マツジュン主演月9ドラマ『夏の恋は虹色に輝く』主題歌。ついに嵐が月9に進出。しかしマツジュンがどうというより、内容が地味で直球すぎて、あまり引っ掛かりのない出来具合に…。そんなままで恐らくここぞの大舞台とばかりに入魂のキラキラポップスを用意してきたのだと思うが、「Troublemaker」「Monster」ほどに伸びなかった。とにかくキラキラで爽やか、華やかなナンバー。しかしイマイチ売れなかったのはドラマが薄かったのに加えてかなりの連作モードが祟ったとしか思えない。8月のアルバムを入れると最後のシングルまで6ヶ月連続リリース…。ここらで売っとけとばかりにもう少し休ませてやれよ…。この曲から立つか歩いてるだけのPVモードもスタート。アルバムは辛うじて購入したけど疲れたのでここから完全レンタルに回帰。年間7位。

★★★☆☆

33rd Dear Snow
2010年10月6日発売

二宮主演映画『大奥』主題歌。元WANDSの大島こうすけが作曲。和風なミディアムウィンターバラード。味わいの深いじっくり聴きこめる一曲だったのにいかんせんこの連作具合だと…。次回作はヒットするしあまりこの曲が目立たなかったのは残念だった。やっぱりただの無難ポップよりこういうクセのある曲を出してほしい。サクラップもあれば理想だけど。

★★★★☆

34th 果てない空
2010年11月10日発売

二宮主演ドラマ『フリーター、家を買う。』主題歌。秋クールNo.1ヒットを記録。デビュー曲を越えて最高初動を更新した。負けずに頑張ろうぜ!的な温かい良メロポップス応援歌。勇気づけられるいい曲であるが…さすがに6シングル+アルバムは出し過ぎで疲れてきて、これなら前作と両A面でもよかったんじゃと思えた。ドラマは毎週見ていて、この曲はだんだん好きになった。ただマジで嵐が連作して出すほどかというと…。2011年はマジで無難ポップ脱却、リリース軟化だけでもお願いします。

★★★☆☆