アルバムレビュー(改)
YUI
『CAN'T BUY MY LOVE』

YUI、2ndアルバム。

No. タイトル
1. How crazy
2. Rolling star
3. It's all right
4. I remember you
5. RUIDO
6. CHE.R.RY
7. Thank you My teens
8. Umbrella
9. Highway chance
10. Happy Birthday to you you
11. Winding road
12. Good-bye days
13. Why?
2007年4月4日発売 ソニー 45分29秒 ★★★★☆

シングル「Good-bye days」「I remember you」「Rolling star」「CHE.R.RY」収録。まさかの主演に抜擢されてヒットした映画『タイヨウのうた』主題歌の「Good-bye days」が最大ヒットして一躍ブレイク。アニメ『BLEACH』OPテーマ、au×LISMOのCMソングと相変わらずの大型タイアップ展開も続いた。O社2週連続1位になり、年間9位にランクインした。

 

軽快に自然体っぽく

2ndにして最大ヒット作。映画のヒットでシリアスな印象の割にピュアかわいいイメージがつくようになりこれぞ戦略通り、当時としては有り得ないぐらいポップで可愛らしい「CHE.R.RY」…と、今までに見せたことのない顔も見せるようになった(ラジオや雑誌でも小柄カワイイような振る舞いで可愛かっびっくりした)。とはいえシリアスな軸は変わっていないので「CHE.R.RY」のような可愛らしさはその他皆無。「彼女にしたいアーティスト」な方向性は期待してはならないんだけども、それでも前作に比べて明るくなったし、だいぶライトに聴きやすくなった気がする。あんまり前作ほどひしひしと訴えかける刹那さは無いと思うけどそれだけを売りにしてるわけじゃなかったんだろうし、「らしさ」は失われていないのでこういう一面も自然体の一つ…ってことだったのかな。

前作以上にタイアップ先の期待に応えたようなシングルが増えたからか、ライブツアーを経験した影響か一気にサウンドや曲が爽快ロックバンドっぽくなったからか全作中でも聴きやすさはNo.1。「How crazy」「Rolling star」の出だしからの爽快感は痺れる。「Thank you My teens」といい、10代最後だからこそ描けた軽快さなのかな…。45分でカラッと聞きとおせる1作

当時高1…YUIが好きだった最盛期の時期だったので前作に続いて思い入れある1作。当時20歳のYUI、このピュアさが眩しかった。確かに触っただけで崩れそうだった前作よりは彼女にしたい気が沸いてくる

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