アルバムレビュー(改)
UNISON SQUARE GARDEN
『UNISON SQUARE GARDEN』

UNISON SQUARE GARDEN、1stアルバム。

No. タイトル
1. カラクリカルカレ
2. センチメンタルピリオド
3. サンポサキマイライフ
4. ディライ協奏楽団
5. 等身大の地球
6. MR.アンディ -party style-
7. WINDOW開ける
8. マスターボリューム
9. いつかの少年
10. 箱庭ロック・ショー
11. クローバー
2009年4月15日発売 トイズファクトリー 51分27秒 ★★★☆☆

シングル「センチメンタルピリオド」「マスターボリューム」「MR.アンディ -party style-」(配信限定)収録。04年に結成されて05年には自主制作でCDをリリースしていたが、08年にトイズファクトリーからメジャーデビューを果たした。1stシングル「センチメンタルピリオド」はその自主制作シングルのリカットで、「箱庭ロック・ショー」もインディーズ1stミニアルバム『新世界ノート』収録曲。

収録曲の全作詞作曲:田淵智也、編曲:UNISON SQUARE GARDEN

 

最初から貫禄の安定感

「オリオンをなぞる」の3年前なので当然UNISONがアニソンと関わり始める前の時代のアルバムだが、この頃からUNISON SQUARE GARDENの基本線は全く変わっていない。多少声が若いくて荒削りだなと思うものの(アニソン進出以降のシングルのインパクトには流石に敵わない)斎藤宏介の独特なハイトーンボーカルとスピード感、キャッチーさ、「俺らについてこい!」的なかっこよさがあるロックンロールなパワーは健在。最初の3曲「マスターボリューム」はアニソン進出して以降のシングルと並べても違和感ない曲だし、「クローバー」は浮遊感あるバンドサウンドでシングル群とはまた違った魅力のミディアムポップ。これまでの曲が疾走感たっぷりだったので余計引き締まって聞こえる。やっぱりUNISONはこの爽やかさが好き。

デビュー当時から安定感抜群、UNISON SQUARE GARDENは最初からUNISON SQUARE GARDENだったんだなと感じられる爽快な1作

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