アルバムレビュー(改)
高橋瞳
『sympathy』

高橋瞳、1stオリジナルアルバム。

No. タイトル
1. Get the future
2. 青空のナミダ
3. 孤独な群衆
4. コトノハ
5. everygreen
6. Beatin'
7. メロディ
8. 約束
9. もうひとつの夜明け
10. SKULL
11. 僕たちの行方
12. 16
2006年3月1日発売 ソニー・ミュージックエンタテインメント 50分57秒 ★★★☆☆

シングル「僕たちの行方」「evergreen」「青空のナミダ」収録。デビュー曲「僕たちの行方」がアニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』OPテーマに抜擢されて、いきなり平成生まれ初のO社1位デビューの快挙を達成。その後の「evergreen」は低迷しながらも夏の昼ドラタイアップでそこそこロングヒット、「青空のナミダ」は再びアニメタイアップでトップ10入り。このアルバムも1stにしてトップ10入りを果たした(結果最後のトップ10入りに…)。

 

藍井エイル、家入レオの先輩な売れ線女性ロックシンガー?

「16」でラストを飾っている通りに当時現役女子高生の16歳。00年代のソニーからアニメタイアップで連続ヒットしていたことから察しがつく人も多いかもしれないが、売れ線ど真ん中のソニー系(?)J-POPロックアルバムである。「僕たちの行方」だけ激しい打ち込みロックになっているものの「青空のナミダ」を筆頭に疾走感あるバンドサウンドが全体的にメイン。そこに16歳の少女シンガーなりの決意が本人作詞(+作家との共作名義)で綴られるというパーソナルな一面も濃い。そういうところは同時期にYUIがソニーから出てきたのでちょっと被って見えた感もあったが…歌声はパワフルでクールなので、力強くてかっこいいイメージ。イメージはたぶん相川七瀬を参考にしたんだと思うけど、クールでパワフルな歌声や生きる決意歌った系の作風は今でいう藍井エイルや家入レオの走りになってたんじゃ感も…?「青空のナミダ」なんて藍井エイルがカバーしたら物凄く合うんじゃないかって思う。非常に売れ線爽快感で気持ちいいJ-POPロック満載な1作。エイル好きならアニソンヒット繋がりで聞いたらハマるかもしれない。

ただ俺もシングル3作はハマってアルバムも手に取ってたけど…ここで記憶がパッタリ止まってるのはThis is ソニーで当時飽きが早かったんだろうなぁ…。

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