アルバム感想(仮)
スピッツ
『スピッツ』

スピッツ、1stオリジナルアルバム。

No. タイトル
1. ニノウデの世界
2. 海とピンク
3. ビー玉
4. 五千光年の夢
5. 月に帰る
6. テレビ
7. タンポポ
8. 死神の岬へ
9. トンビ飛べなかった
10. 夏の魔物
11. うめぼし
12. ヒバリのこころ
1991年3月25日発売 ポリドール 48分17秒 ★★★☆☆

シングル「ヒバリのこころ」「夏の魔物」、C/W「ビー玉」「ニノウデの世界」を収録。91年3月に1stシングルと同時発売でデビュー。同時発売のシングル収録曲を2つとも収録しており、2ndもリカットなので、シングルは本当にただのプロモーション目的にしか価値を置いていない(B'z初期といい、シングルが同時発売のアルバムに収録されるのは当時よくあることだったらしい)。強いて挙げるとすれば「ヒバリのこころ」はシングルVer.がアウトロが30秒短い。

02年にはリマスター盤、08年には高音質CD・SHM-CDとして再発されている。

 

スピッツは最初からスピッツ

スピッツを初めて聴いたのが小学生の頃の「スカーレット」。その後の中学時代は「正夢」「魔法のコトバ」など大人しいポップな曲ばかり聴いていたので、「CYCLE HIT」が発売された時に昔はパンクバンドだったと聞いてかなりびっくりした記憶がある。ただパンクしていたのはデビュー前だったのか、「ヒバリのこころ」も力強いロックを魅せながらも歌メロがしっかりしていてあんまり激しい感じはしない。ロックでスピード感のあるアルバムながら後のスピッツの片鱗になりそうな要素もけっこうあるし、ロックな曲や若干変な曲もありながら、スピッツは最初からスピッツだったんだなとも。小ざっぱり爽やかなロックアルバムで繰り返し聴ける割と好きな1作「ヒバリのこころ」はデビュー曲にして名曲

執筆:2016/10/06

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