アルバム感想(仮)
Something ELse
『ゴールデン☆ベスト Something ELse』

Something ELse、コンプリートシングルコレクション。

No. タイトル
1. 悲しきノンフィクション
2. days go by
3. 風と行きたかった
4. 反省のうた
5. レコード
6. ラストチャンス
7. さよならじゃない
8. あいのうた
9. ウソツキ
10. 磁石
11. びいだま
12. 夏のラジオ
13. 国道16
14. 少年
15. 1M
16. あの頃のまま
2011年2月23日発売 EMIミュージック・ジャパン 74分1秒 ★★★★★

レーベルの企画コンピ盤「ゴールデン☆ベスト」の一環として発売されたシングルコレクション。06年の解散までの全シングルを収録。解散から5年後、3枚目のベストにして初のシングルコンプリートベストとなった。

 

「ラストチャンス」だけじゃない、王道ど真ん中バンドポップスユニット

ポップスユニットとして駆け抜けたサムエルが「ラストチャンス」だけのユニットじゃないということがしっかり伝わる1作。デビュー曲の「悲しきノンフィクション」からキレキレの爽やか切ない失恋ソングで、「ラストチャンス」以降の「ウソツキ」「あいのうた」もずば抜けて名曲。「国道16」からはサブアーバンミュージックを提唱してひたすら開放的でシンプルなアコースティック路線を展開。レトロっぽい雰囲気もあるけど時代を感じないというか色褪せないというか、ストレートに気持ちいい曲ばかり。決して捻った個性派にならず王道バンドポップス揃いなのが好みドンピシャで良かった。これで「ラストチャンス」一発屋になってしまうのだから世界は世知辛いなぁ…。シングルA面が全曲収録されているので、俺みたいな「ラストチャンス」しか知らなかったにわかリスナーにはうってつけなベストだと思われる。

執筆:2016/05/14

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