水樹奈々、2ndベストアルバム。
No. タイトル 1. SECRET AMBITION 2. MASSIVE WODNERS 3. Astrogation 4. Trickstar 5. 深愛 6. 夢幻 7. PHANTOM MINDS 8. Silent Bible 9. SCARLET KNIGHT 10. POP MASTER 11. 純潔パラドックス 12. Pray 13. COSMIC LOVE 14. DISCOTHEQUE 15. 迷宮バタフライ -diverse- 16. ROMANCER'S NEO 17. SUPER GENERATION -MUSEUM STYLE-
2011年11月23日発売 キングレコード 76分7秒 ★★★★☆ 15th「SECRET AMBITION」～26th「純潔パラドックス」までのシングルA面、アニメタイアップの付いた一部C/W、アニメ『しゅごキャラ！』キャラソンだった「迷宮バタフライ」のセルフカバー、新曲「ROMANCER'S NEO」、「SUPER GENERATION」のリメイクver.を収録。声優歌手としてはトップクラスに上り詰め、09年には声優初の紅白にまで出場して地位を不動のものに。「PHANTOM MINDS」では初のシングル1位を獲得した。そんな上昇気流に乗っかりまくっていた勢いが詰まったベストである。
一番駆け上がっていた頃の勢いが凝縮チャートではトップ3常連の位置を確立し、09年「深愛」で紅白に初出場。「PHANTOM MINDS」で1位獲得…と、怒涛のブレイク街道を駆け上った時期のシングルを一挙収録。17曲中13曲がElements Gardenメンバー編曲でやたらシンフォニックな曲が増え、歌声も圧倒的歌唱力で歌い伏せるパワフルさが本領発揮して一気に現在の派手ストリングス＋抜群歌唱力路線になった。しかしそこまでパワー過多になっているわけではなく、「深愛」「夢幻」は一歩違えば最早演歌の領域で、豪勢なストリングスが美しい旋律に聞こえるほどの歌謡バラード/ロック。エレガ＝爆音ストリングス！なわけでもなく「Trickstar」「POP MASTER」はストリングス一切無しのシンプルなバンドサウンドで勝負していたり、「DISCOTHEQUE」は完全に田村ゆかりサイドなアイドルポップに弾けていたり、ある程度固定化されつつも色々と冒険していて聴き応えがある。「PHANTOM MINDS」は有無を言わせない名曲っぷり。
流石に「DISCOTHEQUE」は浮きすぎ！パワフルさ、派手さを出しつつ色々やっていたこの頃が一番風格があってバランスも良かったと思う。この歌唱力がないと歌えない曲ばかりってのも凄い。いくらTV進出して有名になったとはいえ未だアニメファン以外に知られている曲は恐らく無いと思われるが、アニメファン的にはヒット曲な位置づけの曲は多く、紅白で歌った曲が3曲も収録されているので最初に聞く1枚にはうってつけ。
正直これ以降は…流石にこれ以上の勢いはなくなり、タイアップも「シンフォギア」「なのは」「DOG DAYS」のループ状態ですっかり音楽性もループしてしまって面白味に欠けるようになってしまった。オールタイムやり直しベストをかまさない限り、2015年現時点だと3rdベストが出ても2ndベストが最初にオススメなままかなぁ。
