アルバム感想(仮)
My Little Lover
『Singles』

My Little Lover、1stシングルベスト。

No. タイトル
1. Man&Woman
2. 白いカイト
3. Hello,again ~昔からある場所~
4. ALICE
5. NOW AND THEN ~失われた場所~
6. YES ~free flower~
7. ANIMAL LIFE
8. Shuffle
9. 空の下で
10. DESTINY
11. Days
12. CRAZY LOVE
13. shooting star ~シューティングスター~
14. 日傘 ~japanese beauty~
15. あいのうた ~Swallowtail Buttefly~
2001年12月12日発売 トイズファクトリー 74分28秒 ★★★★★

「日傘 ~japanese beauty~」までの全シングルA面(「Days」以外の両A面を除く)をリリース順に収録。また、小林武史がYEN TOWN BANDとして大ヒットさせた「あいのうた ~Swallowtail Butterfly~」をセルフカバーで収録。結果最後の1位どころか最後のトップ10入りアルバムとなったが、この後に脱退した藤井謙二(現The Birthday)にとっても最後のアルバムとなった。

 

小林武史を代表する女性ポップスユニット

90年代を代表するベスト盤の1つ。小林武史がポップスの天才職人と一番言われていた最盛期、マイラバは小林武史がプロデュースした代表ユニットともいえる極上の女性ポップスユニットだった。俺が物心ついてシングルCDをレンタルし始めたのはちょうど「Hello,again」を過ぎた「ALICE」からだったけど、兎に角にもあの「Hello,again ~昔からある場所~」までの完成度は圧巻。ストリングスやシンセを多用せずにバンドサウンドを基調に…みたいなプロリスナー的な視点もあるけど、そういった理屈を超越した有無を言わせないオーラがある。それより後は流石にそれらを越えるものは追及せず、「ALICE」は割と王道ポップなものの段々と実験的で一見地味な路線に系統して人気が去っていったが、「Shuffle」は色んな楽器が鳴り響く賑やかなポップスでこのアルバムでトップクラスに好きな曲だと思ったし、「DESTINY」も聴き込めるバラードで、意外と後半は後半で味わい深い良さがあった。何にせよ90年代のマイラバのシングルが凝縮された1枚。90年代の女性ポップスならまずマイラバだと思う。

2010年には後のシングルも網羅した2枚組ベスト「Best Collection ~Complete Best~」が発売されたのでマイラバ聞くならそっちでもいいけど、2枚組は重いし90年代のヒット曲だけ聴きたいというリスナーには未だにオススメの1枚。中古でも安値で手に入るし。90年代ヒット曲が好きなら迷わず入手すべし。

執筆:2016/09/21

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