miwa、4thオリジナルアルバム。
No. タイトル 1. ONENESS 2. Faith 3. fighting-φ-girls 4. フィロソフィー 5. 月食 ～winter moon～ 6. キットカナウ 7. 君に出会えたから 8. ストレスフリー 9. Faraway 10. 恋の予感 11. It's you! 12. 360° 13. super heroine 14. 希望の輪（WA）
2015年4月8日発売 ソニー・ミュージックエンタテインメント 60分36秒 ★★★★☆ シングル「Faraway」「Faith」「君に出会えたから」「希望の輪（WA）/月食 ～winter moon～」「fighting-φ-girls」「360°」、C/Wから「キットカナウ」「It's you!」を収録。14曲中9曲がシングル収録曲という既存曲最多アルバムとなった。またC/Wまで入った割に「Faraway」の両A面だった「Kiss you」は未収録になってしまっている。
小柄カワイイこそ正義！ な路線へ大胆チェンジ「ヒカリへ」ヒットで躍進し、ある程度名前が広く売れてきたのでここからビジュアルの可愛さを押し出していこう！という方針になったのか、初期に比べてもだいぶカワイイポップな方向性に変化。夏が始まる系のサマーポップ「君に出会えたから」でもまるで小柄な妖精が歌っているかのようにだいぶ可愛らしい感じだったが、PVや歌番組でナースコスを突如披露した「fighting-φ-girls」や映画ドラえもんタイアップの「360°」でそれ以上にだいぶ振り切れていっている。アルバム曲でも「ストレスフリー」では普通ガヤが入って電波ノリになりそうな飛びきった可愛さを炸裂させていて、アレンジも色々な楽器が鳴っていて賑やかで楽しい雰囲気がMAX。1stアルバムから知っている身としては「どうなってしまったの？」「ていうかギターガールどこ行った？」という気持ちが拭い去れないものの、元々miwa自身そこらのアイドルよりもめちゃめちゃ小柄カワイイし、癒し系ミディアムバラード「月食 ～winter moon～」もmiwaが歌えばヒーリング効果抜群だし、そういう意味では素材を活かしきったアイドルポップなアルバムだと思う。
賛否は分かれる（特に初期に魅かれたファンは一気に去っていきそう…）だろうけど、個人的にはそうそうこういうのこういうの！みたいな。「君に出会えたから」最高。
ただ、気になるところは作曲がアレンジャーのNaoki-Tとほぼ完全共作になってしまったことか…。弾き語り系シンガーソングライターとしてデビューしたのに、アイドルポップ路線に急変して作曲も介入されまくりというのは今後どうなっていくんだろうかと若干不安にも。アイドルっぽい見た目や仕草はmiwaの素そのものらしいのでそこは安心らしいけども。この辺り（自作とアイドル路線）がまとまって融合してきたらますます突き抜けるんじゃないかと。
（通常盤）
（DVD付初回盤）