アルバムレビュー(改)
小松未可子
『e'tuis』

中島愛、2ndオリジナルアルバム。

No. タイトル
1. Sky message
2. Re:ing
3. 天使がいない日
4. Sail away
5. 初恋
6. 僕ら
7. PandA
8. ABC
9. Material
10. エメラルドの丘を越えて
11. 終わらないメロディーを歌い出しました。
12. in the suite
2014年5月14日発売 スターチャイルド 70分42秒 ★★★★☆

シングル「終わらないメロディーを歌い出しました。」「Sail away」、2013年のライブツアーで限定販売されていた「ABC」を収録。また、その中間にリリースされたシングル「虹の約束」は未収録となった。「in the suite」は「endless night」「walking in the dark」「怪獣」「I see world」という別々の4曲をフルサイズメドレーで繋いだ音源で、実質15曲収録である。

 

スッキリ→じっくり聞かせる系ポップスに

前作はエレクトロダンス系中心のクールな雰囲気だったが、それよりも王道J-POPな空気に変化。1曲目「Sky message」からとびきり開放的なポップスが響き、「Re:ing」で爽快な風が流れゆく。「初恋」のような歌声を堪能できるバラードも。「終わらないメロディーを歌いだしました。」も独特ながら吸い込まれる。前作らしさは残しつつも落ち着いた曲調やバンドサウンドが増えたこともあり、リズミカルながら前作よりもじっくり聞かせる路線になった感じがする。伸びやかバンドポップスな「エメラルドの丘を越えて」は本人作詞作曲だったり、小松未可子本人が倉木麻衣やGARNET CROW中心にビーイングGIZAファンらしいことをTwitterでよく呟いていたりする事から、このリズミカルさとポップス感は彼女本人のやりたい音楽としては丁度バランスがいいのかもしれない。みかこしの歌声は「Sky message」のような爽快ポップスこそ一番伸びやかに澄み渡ると思った。やっぱり前作に続いてみかこしの歌声を堪能できる1作

ただ一つ惜しいのは…「in the suite」が全く別々の4曲をメドレーした構成になっていて、この曲のおかげで収録時間70分オーバーの大作になってしまったことか…。70分越えは流石に重い。これなら「虹の約束」をアルバムで聞きたかったぜ…。

 

通常盤  (DVD付初回盤)

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