アルバム感想(仮)
家入レオ
『WE』
家入レオ、4thオリジナルアルバム。
No. タイトル 1. 僕たちの未来 2. Brand New Tomorrow 3. 君がくれた夏 4. 恍惚 5. Party Girl 6. I Wish 7. we 8. Hello To The World 9. シティボーイなアイツ 10. さよならSummer Breeze 11. そばにいて、ラジオ 12. Every Single Day 13. オバケのなみだ
2016年7月6日発売 ビクターエンタテインメント 55分25秒 ★★★★★ シングル「君がくれた夏」「Hello To The World」「僕たちの未来」収録。「君がくれた夏」が月9主題歌になり配信で大ヒットしてようやく本格ブレイク。「Hello To The World」からはデビュー以来のプロデューサーだった西尾芳彦を離れ、多保孝一を招いて新たな制作陣でのリスタートとなった。
無類の開放感パワー溢れる名盤開放感に満ち溢れた名盤。家入レオはデビュー初期の尖った暗いイメージが強くて、たまに明るい曲をやってもイマイチピンと来なくて敬遠していたけど、直近のシングルで明らかに雰囲気が変わったので1st以来にレンタルしてみた。1曲目「僕たちの未来」の直向きな明るさに速攻でノックアウト。「Brand New Tomorrow」も「僕たちの未来」以上に弾けまくっていてとにかく前向き。"マジメだと誤解してない?"とパーソナルをポップにぶっちゃけた「Party Girl」、希望感溢れまくりの「I wish」、カラッと爽快な「そばにいて、ラジオ」も好印象。カラフルなバンドサウンドが曲のインパクトをバッチリ後押ししていて、多彩な制作陣と一緒に作り上げたこと、リスナーを巻き込んでいこうという勢いがビシッと伝わるパワー溢れる1作だった。
「君がくれた夏」のヒットでスタッフに素の姿の魅力を褒められ、ありのままの自分をさらけ出そうと思うようになって新たな制作体制になったとのことだが、正直ここまで生まれ変わるとは思わなかった。新しい道を歩み始めたからこその衝動故か。最初に聞いた当時が自分自身ちょうど退職を決めて新たな道を歩き出そうとしていた頃だったので、この開放感爽やかさがめちゃくちゃジャストフィットすぎて大ハマリだった。歴代アルバム勝手にランキングに一発ランクインするレベルで強烈な印象が残った。女性J-POPアルバムに残る名盤。
執筆:2016/09/22