アルバム感想(仮)
早見沙織
『Live Love Laugh』

早見沙織、1stオリジナルアルバム。

No. タイトル
1. NOTE
2. やさしい希望
3. その声が地図になる
4. 水槽
5. レンダン
6. あるゆらぐひ
7. LET'S TRY AGAIN
8. ESCORT
9. Installation
10. ブルーアワーに祈りを
11. To year letter
2016年5月25日発売 ワーナー・ブラザーズ・ホーム・エンターテイメント 48分38秒 ★★★★☆

シングル「やさしい希望」「Installation/その声が地図になる」、C/W「ブルーアワーに祈りを」「LET'S TRY AGAIN」を収録。声優としてデビューした07年からキャラソンでのリリースは多く行っていたが、15年8月に初めて本人名義で歌手デビュー。シングル2枚、デビュー9ヶ月で1stアルバムとなった。初回限定盤には15年5月にSHIBUYA Duo MUSIC EXCHANGEで行われたデビュー・コンベンションライブの模様を収録したDVD/Blu-rayが付属。

 

はやみん

待望の歌手デビュー。はやみんの美しい御声を十分に堪能できる癒し系アルバム。08年の新人時代にキャラ名義で出した「風が何かを言おうとしてる」の透き通る透明感が大好きだったので、その印象のままブレイクして、人気声優の1人として定着して、7年経って待望の本人名義歌手デビューって感慨深い。

なので割とアイドル声優みたいなアニかわ方面でもアニソンっぽいパワーロック方面でもなく、どちらかというと非アニソンリスナーを狙っていそうなバンドサウンド中心のオシャレポップスがメイン。「ブルーアワーに祈りを」のようなシンプルなアレンジではやみんの声の神秘さに浸れる曲が多いのかと思ってたので、最初は妙にオシャレ感満載で若干違和感があったけど、何度か聴いているうちにこれはこれで良いなと思えてきた。はやみんの美声が乗っかればどんな曲も癒し。特に「NOTE」は開放感爽やかさたっぷりでかなり好きな1曲になった。はやみんの歌声に浸れるバラード「ブルーアワーに祈りを」ヒーリング効果満載。

今まではやみんのキャラソンを聴いてきたリスナーは当然、知らなくても女性声優系で癒し系ポップスに浸るなら花澤香菜、牧野由依と並んで早見沙織を聞けばOKと言える1作。共作名義でシングル曲の作詞作曲まで手掛けているので(唯一エレガ風ロックな「Installation」まで自作とは知らなかった)、これからの活動も期待できそう…かな?

執筆:2016/12/05

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