アルバム感想(仮)
GARNET CROW
『first soundscope ~水のない晴れた海へ~』

GARNET CROW、1stオリジナルアルバム。

No. タイトル
1. 水のない晴れた海へ
2. 君の家に着くまでずっと走ってゆく
3. 夏の幻
4. 二人のロケット
5. 巡り来る春に
6. HAPPY DAYS?
7. Mysterious Eyes
8. Rhythm
9. Holding your,and swinging
10. flying
11. 千以上の言葉を並べても...
12. wonder land
13. 夏の幻(secret arrange ver)
2001年1月31日発売 GIZA Studio 57分17秒 ★★★★☆

シングル「Mysterious Eyes」「君の家に着くまでずっと走ってゆく」「二人のロケット」「千以上の言葉を並べても...」「夏の幻」「flying」収録。いきなり「名探偵コナン」OPでのデビューという破格の扱いを受け、その後もコナンやゲームのタイアップでアピール。そのタイアップ次第で売上が上下していたものの、アルバムでは初のトップ10ヒットとなった。

 

物静かな存在感

「Mysterious Eyes」「夏の幻」世代ど真ん中なのでやっぱりその印象が鮮烈。コナンのOPなのにえらいさっぱりした曲だな…と子供心に思っていたが、そんな記憶そのままにさっぱり乾いた雰囲気のアルバム。明るい曲はあるにせよ物静かで暗いトーンがアルバム全体を支配してるというか、どこか影のあるGARNET CROWのイメージはもうここから完成されていたんだなと。「Mysterious Eyes」は今聴いても完成度高いし「二人のロケット」はGARNET CROWでトップクラスに好き。キャッチーキャッチーしているわけでもバンドの音やボーカルが主張しまくってるわけでもなく、それでいて確かな存在感。これぐらいが本当丁度いい。聴き疲れすることがないし、むしろ疲れた時にこの物静かさが沁みる1作かも。

ただ最後の「夏の幻」アレンジバージョンは…。これはこれでオシャレっぽいけども、原曲のジャッジャッジャッ♪みたいなギターのイントロが好きだったのでなんともかんとも。

執筆:2016/01/18

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