アルバム感想(仮)
GACKT
『THE ELEVENTH DAY ~SINGLE COLLECTION~』

GACKT、2ndシングルベスト。

No. タイトル
1. 君に逢いたくて
2. ありったけの愛で
3. BLACK STONE
4. Metamorphoze ~メタモルフォーゼ~
5. 届カナイ愛ト知ッテタノニ、抑エキレズニ愛シ続ケタ...
6. REDEMPTION
7. Love Letter
8. 野に咲く花のように
9. RETURNER ~闇の終焉~
10. Jesus
11. GHOST
12. 小悪魔ヘヴン
13. Faraway ~星に願いを~
14. LOST ANGELS
15, Flower
2010年7月21日発売 日本クラウン 68分40秒 ★★★★☆

前作ベスト以降のシングルA面曲(エイベックスから出した仮面ライダーシングル2作以外)をリリース順に収録。前作は順番入れ替えたり収録し直したり割と凝ってたが、今回は単にリリース順にシングルを並べた簡素な作りになっている。

 

「ガンダム」以降のシングルベスト

「Metamorphoze ~メタモルフォーゼ~」で初めてガンダムタイアップを手掛けて以降一気にガンダムやゲーム、特撮のタイアップが急増し、09年にはアニサマ出演を果たすなどそっち方面での人気を新たに獲得。曲もその流れに合わせてかなりストレートで攻撃的な曲が増えた(深い悲しみや怒りのようなものは感じるんだけど、今までのGacktワールドというか独特の美学的なものはなくなったなと思う)。概ね前作までっぽいのは大河ドラマに主演した07年にリリースされた大河ワールド全開な「RETURNER ~闇の終焉~」はぐらい…か。概ね聴きやすい反面なんかフツーになっちゃったというか…そういう意味では今までのGacktを応援していたリスナーはけっこうバッサリ減ったんじゃないかな…と思ったけど、逆にストレートな曲が増えたことで間口は広くなったともいえる。「GHOST」以降はガラッと雰囲気を変えてギャル路線に目覚めたり実験が増える等、楽曲性は割と多彩。ドストレートに爽快ロックな「BLACK STONE」はかなり好きな曲。良くも悪くもストレートなので爽快感のままスカッと聴き通せた。

今作以降は目立ったヒットは出なくなり、ガンダムやゲームタイアップのヒット曲ももう10年以上前の懐かしい曲になってきた。あとは毎年お正月の格付けチェックで一流芸能人の座を死守する姿しかTVで見なくなったので、GACKTのヒットシングルは前作と今作でほぼ完璧(ライダータイアップ以外)に網羅できる。少しでも気になるなら2作一気に手に取ることをオススメ

執筆:2017/01/08

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