アルバムレビュー(改)
Gackt
『THE SIXTH DAY ~SINGLE COLLECTION~』
Gackt、1stシングルベスト。
No. タイトル 1. OASIS 2. 鶺鴒 ~seki-ray~ 3. Secret Garden 4. 君が追いかけた夢 5. 忘れないから 6. 月の詩 7. Mirror 8. Vanilla 9. Mizerable 10. Lu:na 11. Last Song 12. ANOTHER WORLD 13. 君のためにできること 14. 再会 ~Story~
2004年2月25日発売 日本クラウン 63分49秒 ★★★★☆ V系バンドMALICE MIZERを99年に脱退後、ソロとしてリリースした「12月のLove Song」以外のデビュー曲から15thシングルまで全てのA面を収録。「12月のLove Song」は02年から3年連続で言語違いでリリースされたが今現在でもどのアルバムにも収録されていない。全曲演奏をリテイクしている他、曲によっては歌い直したものまであるらしい
(正直原曲を知らないのでよくわからな)。
独特のGacktロックMALICE MIZERがかなり濃いV系バンドで、
今や年明けの格付け芸人になってしまったソロで飛び出たGacktもかな~りディープな作り込まれたキャラクターだったので濃い世界観の曲も子供心になんだか怖いけどかっこいいイメージがあった。何故かスカっぽい「Vanilla」が浮いてるけど…。改めて聴くとどの曲もキャッチーだし、なんだか有無を言わさないオーラみたいなものを感じる。TV出演でのトークの面白さでブレイクしてからは「君のためにできること」「ANOTHER WORLD」を筆頭にストレートでポップな曲が増えて一気に入りやすくなったもののGackt独特の「美しさ」や「濃さ」が万遍なく混じった楽曲揃いだと思う。曲とキャラが一体化しきっているというか。これ以降はガンダム・ゲームとの結びつきが強くなって若干路線が変わっていくので、この個性とオーラがシングルで強烈に発揮されていたのはこの時期だと思うし、お茶の間で一番ブレイクしていた頃のGacktを聴くにはうってつけの1作。
執筆:2015/9/25