アルバムレビュー(改)
FIELD OF VIEW
『FIELD OF VIEWⅡ』

FIELD OF VIEW、2ndアルバム。

No. タイトル
1. Rainy day
2. Last Good-bye
3. ドキッ
4. Growin' Love
5. DAN DAN 心魅かれてく
6. Wake up!!
7. PROMISE YOU
8. Believe myself
9. 夢見続けて今も
10. The way of my Life
11. 君の声が聴きたくて
1996年10月2日発売 ZAIN RECORDS 45分50秒 ★★★★★

シングル「Last Good-bye」「DAN DAN 心魅かれてく」「ドキッ」、C/W「夢見続けて今も」収録。3rdシングル「Last Good-bye」を最後にキーボード安部潤が脱退し、5thシングル「ドキッ」でベース新津健二が加入して最後まで続くメンバー体制となった。売上はほぼ半減この名作っぷりでどうしてそうなってしまうのか

なお、「DAN DAN 心魅かれてく」と同じドラゴンボールGTタイアップで当時ヒットしたのがDEEN「ひとりじゃない」。前作発売当時以上に余計ごっちゃに認識されるようになってしまったとか。

 

「DAN DAN」世代に響く名作

俺ら平成初頭生まれ世代としては、「突然」よりも『ドラゴンボールGT』主題歌の「DAN DAN 心魅かれてく」の方が懐かし度もカラオケで入れる度も圧倒的に高い。FIELD OF VIEWについては真っ先に思い浮かぶ曲が「突然」か「DAN DAN 心魅かれてく」かで世代がわかる(バンド名言われてもパッと出てこないかもしれな…)ようになってる気がするが、バンドの方向性も若干変わってきて、1stよりも応援歌が増えてバンドらしさも増した。持ち味の爽やかさそのままに勢いがグッと強くなった感じ。相変わらず1曲目「Rainy day」から引き込まれる名曲で、学生卒業してから聞くと歌詞がビシバシ響きまくりな「Wake up!!」、無類の爽快ロック「The way of my Life」etc...と、シングル以外にも名曲が多い。なんというか、虚像ちっくなラブソングが多かった1stの時よりも頼もしさや人間味を感じるというか。

特に後半は応援歌が並んでいて、けっこう社会に出てから(学生終了してから)聞くと心に来る曲が多かった。特に「Wake up!!」の歌詞が名言連発で、「自由が欲しいよと叫んだ過去がきっと一番自由だったね」「だけどそれを教えてくれたのは今日まで重ねた月日」「なんとなくなんとなく生きていくのもいいけど それじゃあんまり夢が無さすぎるからそろそろ本気でWake up!!」のフレーズは学生じゃなくなって少し経ってからちょっとずつわかるようになってきた気がしてる。「Believe myself」も一歩踏み出せない人には響くだろうし、「The way of my Life」はその勢いに無性に励まされる。「目指すものなどなくても生きてゆくこと出来るけど どうして「何か」を見つけたいと思うのだろう?」もまた深い名フレーズ。歌詞の主人公は「社会に飲まれて夢を失いかけてる大人」っぽいので、本当に社会の波に飲まれていくだろう数年後に聞くともっと違って響くんだろうな…。

まさに「DAN DAN 心魅かれてく」を幼少期に聞いていた世代が(2015年現在)今の年齢になってちょうど響く1作じゃないかと思う。30代を迎える頃にはこのアルバムを聞きながら、「こんな眩しい頃があったな」と達観できる人生を送れてたらいいな。

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