アルバム感想(仮)
BUMP OF CHICKEN
『Butterflies』

BUMP OF CHICKEN、8thオリジナルアルバム。

No. タイトル
1. GO
2. Hello, world!
3. Butterfly
4. 流星群
5. 宝石になった日
6. コロニー
7. パレード
8. 大我慢大会
9. 孤独の合唱
10. You were here
11. ファイター
12. (Secret Track)
2016年2月10日発売 TOY'S FACTORY 71分20秒
(Secret Trackが14分12秒)
★★★★☆

シングル「Hello,world!/コロニー」、配信シングル「Your were here」「ファイター」「パレード」を収録。1年11ヶ月ぶりというスパンはメジャーデビュー以降最速。初回限定盤にはシングル5曲のMVと、シングル発売記念で開催された横浜アリーナのライブの模様を収録したDVD/Blu-ray付。

 

新たな一歩のその先

前作以上にポジティブでポップな1作。「ray」の延長線上にあるような「GO」やシングル「Hello, world」はとにかく開放的な明るさに溢れているし、「Butterfly」は電子音を全面に押し出してたり、「大我慢大会」みたいな内向的な歌詞の曲もあるけど今までより前向きな締め方になっていたり、最後は力強い「ファイター」。メロディー自体はいつものBUMP王道と変わらないんだけど、まさかBUMPがこれだけ煌いて明るいロックバンドになるとは10年前は思わなかった。ただ、今までの楽曲を経て今に辿り着いたと考えたら、ポジティブな楽曲でもBUMPならではの深さがあるっていうか。葛藤、悩みから吹っ切れた時に聴いてみたらとても清々しい気分になった。

前作や「ray」が好きなBUMPリスナーはそのままの勢いで今作もハマると思う。ただ、逆に煌きすぎて、「RAY」で描かれた新たな一歩的な前向きさはとっくに通り過ぎて一歩踏み出したその先にあるような空気感なので、よっぽど精神状態が良くないと今作の眩しさは響かな…さそう…(個人的にも転職を決めてから凄く心に響くようになった)。

執筆:2016/12/05

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