アルバム感想(仮)
back number
『blues』

back number、3rdオリジナルアルバム。

No. タイトル
1. 青い春
2. 手の鳴る方へ
3. わたがし
4. エンディング
5. 日曜日
6. 平日のブルース
7. 笑顔
8. ささえる人の歌
9. bird's sorrow
10. 助演女優症
11. 僕が今できることを
12.
2015年12月9日発売 ユニバーサルミュージック 51分37秒 ★★★★☆

シングル「恋」「わたがし」「日曜日」「青い春」、C/W「ささえる人の歌」「助演女優症」を収録。「青い春」がドラマ『高校受験』主題歌になりヒット。Mステにも初出演してネクストブレイク候補に名乗り出たところでのリリースとなった。

 

ラブソング以外の魅力も

「青い春」が葛藤系の青春ソングで遂にラブソング以外の魅力を押し出してきたかと思いきや、ブレずにラブソング中心アルバム。同じ路線は「bird's sorrow」、あとはラブソングに絡めて応援歌っぽい「平日のブルース」ぐらいで他は流石の全部ラブソング。ただ、前作ほどストリングスは導入しておらず、割とバックで旋律を奏でているぐらいなのでサウンドは一気にシンプルに回帰し、優しいメロディーも増えて肩の力が抜けた感じでだいぶこってりしなくなった。「重い荷物を背負っていたって自分で始めたものじゃなくたって そう進み続けたらいつの間にか大切なものに巡り合っていたりするんだ」と爽やかに歌う「平日のブルース」「たとえアイドルと付き合えなくたって外車に乗れなくたって 君がここにいるなら幸福な人生だろう」と歌う「日曜日」はback numberの中でも随一歌詞が好きな曲。例のごとくback numberのラブソング世界観に耐性があれば、back numberの中でも一番カラッと聴きやすい1作と思う。歌詞も含めてback numberに浸れる最高傑作。

執筆:2016/07/18

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