アルバムレビュー(改)
ALTIMA
『TRYANGLE』

ALTIMAの1stオリジナルアルバム。アニソン女性歌手の黒崎真音、fripSideのsat(八木沼悟志)、当時m.o.v.eだったmotsuの3人で2011年に結成された3人組ユニット(2013年にm.o.v.eが解散したので、motsuにとっては実質専属ユニットとなっている)。Animelo Summer Live2011でのお披露目のち、「I'll believe」でCDデビュー。4枚のシングルを経て、4年目にて1stアルバムのリリースとなった。

01. Walk This Way
02. Fight 4 Real
03. Burst The Gravity
04. CYBER CYBER
05. Backfire
06. Mission Dispatch
07. I'll believe
08. Here We Are ~Mountain Explosion~
09. -Indefinitely-
10. ONE
11. WISH i WISH
12. TRYANGLE
2014年3月26日発売 ワーナーホームビデオ 57分43秒 ★★★★☆
因みに2014年にはmotsuがキング・クリームソーダのメンバーとしてTVに出まくっていたが、ゲラゲラポーのラップをやってた人がまさにこの方である。
 
キャッチーなアニソンダンスミュージック
satが全面プロデュースするユニットなだけあって王道の八木沼シンセデジタルロックが炸裂。プロデューサーのキーボード担当にラッパー&女性ボーカルという構成はglobeを思い出すけど(m.o.v.eも結成初期に言われていた)、まさにglobeやm.o.v.eのダンスミュージックな方向性をアニソン流にやってみた感じ(こういうのをユーロビーティー?(死語風)な曲調って言うんでしょうか?)。 黒崎真音の歌声でsatのサウンド、そこにmotsuラップが絡みまくればそれはもうThis is アニソン。そういう意味では最初から約束された完成度。エアロスミスを大胆にカバーした1曲目「Walk This Way」からシングル2曲に勢いよく流れ込み、崩さないままキャッチーに突き進む爽快さ。最後の「TRYANGLE」まさかのアコースティックバンド仕様でさっぱりと締めるなど、ちょいと冒険心もあり。まだ「I'll be there」を越える好きな曲は出てきていない感はあるけど…、パンチ力抜群、sat流売れ線ダンスミュージックを勢いのまま聴きこめるアルバムである。
 
3人の持ち味が
ダンスミュージックを全面に出しているだけあってfripSideよりもノれる勢いがあり、黒崎真音ソロよりもかなりわかりやすい空気感。黒崎真音ソロの世界観が好きなリスナーにとっては期待ハズレかもしれないが、真音のボーカルにsatの売れ線ダンスサウンド、motsuのラップが絶妙に絡み、ソロでは聴けない新しい味をそれぞれ出している。 元々真音さんの歌声はクール&セクシーで好きだし、motsuさんのラップが聴けるだけでお腹一杯なのに、satまで揃ってこんだけ豪華づくめでありがとうございます!っていう…。motsuさんは勿論、真音のボーカルが思ったよりsatサウンドとハマってるし、スペシャルユニットなんて贅沢なことは言わず(motsuさんにとっては本業だし)これからもレギュラーでALTIMAを続けてくださいお願いします!
ALTIMA3人の素晴らしさが存分に堪能できるアルバムだった。 楽曲は更に進化し、次回作も出ることを楽しみにしております。

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