アルバムレビュー(改) 第0001回
IDOL M@STER CINDERELLA MASTER
『Cool Jewelries! 0001』

「アイドルマスターシンデレラガールズ」…以下略してモバマスの企画アルバム第1弾。登場キャラ5人によるJ-POPカバーアルバムで、キュート/クール/パッションの3属性がある内のクールに属する5人が参加。事前に公式サイトでカバー曲候補を募るアンケートをやっており、その候補中(?)からお呼ばれされたモバマスPさんが選曲して収録曲を決定した模様。なお、これまでの歴代アイマスカバーアルバムと同じく、カバーのオケは原曲のまま

No. タイトル 歌唱メンバー 原曲 選曲P

1

Nation Blue 全員 新曲  
2 亜麻色の髪の乙女 新田美波(CV:洲崎綾) ヴィレッジ・シンガーズ(1968年)
※アレンジは島谷ひとみ(2002年)
汰民
3  悲しみをやさしさに 多田李衣菜(CV:青木瑠璃子) little by little(2003年) シュウP
4 月のしずく 神崎蘭子(CV:内田真礼) RUI(2003年) はむP+
5 蒼穹 渋谷凛(CV:福原綾香) angela(2010年) GLRP
6 雪の華 高垣楓(CV:早見沙織) 中島美嘉(2003年) まう
7 ススメ☆オトメ~Jewel parade~ 全員 新曲  
8 ボーナスドラマ・クールな放課後   ラジオドラマ  
9 Nation Blue オリジナル・カラオケ   インスト  

亜麻色の髪の乙女 / 新田美波(CV:洲崎綾)
参加メンバーの中でも一際王道にポップ。声も島谷ひとみのタイプに近いというかキャッチーで可愛げがあり、そこそこパワフル。原曲にあまり思い入れがないからかもしれないが、島谷ひとみVer.と並べて聴いても遜色のないカバーだと思う。

悲しみをやさしさに / 多田李衣菜(CV:青木瑠璃子)
『NARUTO』のOPとしても有名な選曲。ど真ん中キャッチーな元気ポップロック。「自称ロックファンだがにわか、本当はカワイイもの好きな女の子」という李衣菜のキャラクターを存分に映したベストチョイスな選曲。歌っている姿が目に浮かぶ。原曲はもっと突き抜け高音系ボーカルだったような気がするが、これならカラオケでも歌えるんじゃないかなというぐらいのキー2下げの元気ボイスで。甘ったるい、丸っこい李衣菜の歌声が可愛いっすなぁ…。キャラ自体を知っていれば尚更。

月のしずく / 神崎蘭子(CV:内田真礼)
起用順番は前後するけども、内田さん声優の中二全開少女ということは解りやすく言い替えると六花ちゃんなわけで。うーん、歌とカバーの良し悪しはともかく、あんま蘭子のキャラには合っていないような気が…。あんまりバラードを歌わなさそうなイメージもあるし。

蒼穹 / 渋谷凛(CV:福原綾香)
2010年原曲ということで本アルバムの選曲の中では一際新しい。…にして、J-POPヒットチャート曲ばかりな選曲の中で唯一の本格アニソン選曲。原曲者の歌声が圧倒的すぎて比べちゃいけないんだろうけど、まあ凛が歌っている絵は思い浮かぶような。でもやっぱり選曲するなら蘭子と凛は逆だったよな…。っていう感想は拭えず。

雪の華 / 高垣楓(CV:早見沙織)
恐らく本アルバムの中では「亜麻色」と並ぶか一番有名なんじゃないかと思われる選曲。半端な覚悟でカラオケ選曲すると返り討ち沈没する女性ボーカル曲筆頭候補ナンバーだが、伸び伸びと原曲アレンジのまま歌いきっているのが凄まじい。あまりキャラソンに声優を持ちだすのは苦手なんだが、早見さんの美声クリアーボイスを充分存分に堪能できる。楓さんの神秘的な雰囲気にもジャストフィットしている良カバー。ホント、歌がうまい人が歌うと素晴らしく映える曲だよな。

 

新曲2つは可もなく不可もなく…かな…。有名曲多めで入りやすい(逆にヒット曲に関心の無い層のアイマスファンには辛いかも?)と思うので、更にキャラに興味があれば新曲感覚で聴いてもハズレは無いので手に取って聴いてみてほしい。特にベストトラックは「悲しみをやさしさに」と「雪の華」。いや「雪の華」は原曲を少しでも知っている人なら必聴。こればかりは早見さんファンというわけではないけど推しておきます。

戻る