金田一少年の事件簿 File.24
「露西亜人形殺人事件」

あらすじ
いつきさんの友人・宝田の依頼で亡くなった有名ミステリー作家・山之内恒星の遺産相続暗号解読パーティーが行われる露西亜館へと訪れる事になった一達。居合わせたのは生前山之内と親しく接していたという面々。しかしパーティーが始まるにつれ各々の隠された過去や禍々しい一面が明らかになり…。暗号解読開始と共に次々に首を狩られ殺されるメンバー。そして参加者の一人、幽月の協力者である仮面の男。彼は―――高遠遥一!?この犯罪は彼によるものなのか?今ここに繰り広げられる宿敵との推理合戦――――!!

登場人物

 

「速水玲香誘拐殺人事件」以来3作目(ぶっちゃけ出る必要無かったので実質2回目…)高遠登場作。そんな大々的な作品なのでてっきり高遠がプロデューサーしまくる回なのかと思いきや本人は早速巻き込まれ役。、名作家の遺産相続を巡る大長編ミステリー。初の高遠との共闘エピソードで、解決編の一との息ピッタリな演技っぷりと最後に真犯人の命を助けるかっこよさで一気に高遠株がストップ高に急上昇。「獄門塾」であんなことやらなきゃ…このままサーカスを挟んで「決死行」に向かうことになるが…。ただ、実はこの時点で高遠が登場するのは3回目。その2回目の「速水玲香誘拐殺人事件」で突然現れて以来っていう意外な飛びっぷり。第2期始まってからの方が出番多いし、正直この時点ではそこまで運命の宿敵と言うまで戦ってなかったんじゃ…と野暮なことも思ってしまった。

事件も露西亜館、人形を全面的に活かしたトリック、スケールの大きさ、犯人の豹変具合、ラストの本当の真犯人―――凄惨などんでん返し…とどれを取っても「金田一少年」屈指の大長編。結末のダークさは金田一少年史上最高で、「金田一少年の殺人」「蝋人形城」「怪盗紳士の殺人」と並ぶ名作である。本当の真犯人の悪意と、最後に高遠と一が対峙して持論をぶつけ合い、一が初めて自分自身の誇りに懸けて打倒高遠を誓うシーンは必見。中学時代に初めて「金田一少年」漫画を読んだうちの1つとしても思い出深い1作。

★★★★★

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