金田一少年の事件簿 File.20
「魔犬の森の殺人」

あらすじ
山奥の別荘へキャンプ!美雪と二人で熱い夜!…と画策していたのも束の間、とある大事故により泊まっていた別荘が全壊してしまった。どうしようかと途方に暮れ山中を歩いていると偶然見つけた灯りのある建物。そこで何やら怪しそうな大学生達と出会うが、無事に泊めてもらえることに。 その廃屋のような建物を探検していると一同が見つけたのは動物の白骨が閉じ込められたケージの数々。一番巨大な檻に入れられていたのは―――ケルベロス――!?そしてその翌日から建物は外から牙を剝きメンバーを次々殺戮していく恐怖の番犬達の群れの囲いと化してしまう。狂い襲い暴れる番犬を操っているのは本当に"魔犬"ケルベロスなのか…?

登場人物

 

短編を挟んだこのシリーズからFILEからCaseシリーズに一新。文庫化してからは全く違いがわからなくなったけどコミックス時代は今まで事件割り無視の巻数ごとだったのが事件名ごとに変更という違いがあった。前作から間を空けたのでかなり画風が変わってスタイリッシュ(?)になったという違いもある。そんな記念すべきCaseシリーズ1作目の話がよりによってこの事件である。

 

この頃恒例の全く事件に関わらないようなギャグプロローグでは、数ページにして一が美雪達とのキャンプに同行するためにメンバーを拉致監禁して切符をぶん捕るという原作両さんよろしく犯罪行為に走る。そしてキャンプ場の別荘についたと思えば美雪のバージンを獲得するために仲間の夕飯に毒キノコを混ぜるという暴挙に、その毒でラリった美雪と千家が別荘を爆破し、途方に暮れる果てに…。んで見つけた廃屋で合宿していた医大生はオカルト研究会まるで意味がわからんぞ!

五十嵐が語った萬屋達の屑エピソードの「壁に耳あり」も、そこまで金田一少年知らなくても一人歩きして有名フレーズになっている感がある。

 

そんなこんなでネタ要素が濃すぎてまともな感想にならなさそうなこのネタ事件の真犯人はクレームが殺到したという意外な人物。原作随一泣けるシーンなのに推理が若干改竄されててちぐはぐだわ、フミ登場で余韻ぶち壊しだわで何だか…。ストーリー自体はいいんだけども。今作を純粋に楽しむならアニメ版をオススメする。

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