金田一少年の事件簿 File.7
「異人館ホテル殺人事件」

あらすじ
青森県警の俵田警部補の強い頼みにより北海道の異人館ホテルまでやってきた一ご一行。そこには「赤髭のサンタクロース」から殺人予告が届いた劇団アフロディアによるミステリーナイト、北海道警警視・不破鳴美と俵田との確執という光景が広がっていた。所属している劇団員が全員異質で何か隠している異質な劇団に不安を隠せないまま劇場は開演。しかしその場で演劇に見せかけて団長の万代鈴江が毒殺されてしまった!「赤髭のサンタクロース」による復讐?そして、佐木までもが…。

登場人物

 

レギュラー化しそうなゲストキャラの登場は前回まで、ここから以前のキャラが再登場したり、トリックもインパクト重視じゃなく凝ったものになったり本格的なミステリー漫画開幕な感が。しかし再登場した束の間一人はいきなり死亡してしまったが…。以降は代理として弟が2号として登場して兄以上に大活躍していき、ここで死んだ兄の存在感も増していくが、この時点では一応登場2回目である。

 

動機のストーリーも単に復讐だけでなく濃いエピソードが作られるようになった。しかしのっけから濃すぎて真犯人が一番信頼されていた大事な人を殺してしまった事に気付き絶望という最強の後味の悪さになってしまったが…。このストーリーの悲しさは「異人館村」に続いて金田一少年屈指。人物関係や設定のドロドロでは金田一少年中この作品がトップだと思う。

 

そして解決編にちょろっと登場するあの誤認決めつけ捜査ドヤ顔警視さんは相変わらず美形のカケラもないイヤミだが、一を評価する姿勢に変わっているのがポイント。彼が本格的に目立ち始めるのはこの次からだが…しかしその出番でのインパクトだけでこの事件での存在感は俵田警部補以上じゃないか。

 

★★★★☆

 

戻る。