金田一少年の事件簿 File.6
「悲恋湖伝説殺人事件」

あらすじ
童貞卒業のた――――美雪の従兄・橘川茂の依頼で、「悲恋湖」のモニターリゾートツアーに参加することになった一&美雪。リゾートを満喫しに来た観光客のメンバーの中には人懐っこい関西女子高生・河西さゆり、そして美雪とも噂になった生徒会長・遠野英治が!皆でワイワイしながら一の恋模様はどうなるのか…――――とのひと時は束の間、ラジオでは連続殺人鬼"ジェイソン"の脱獄が伝えられ、翌朝に一人メンバーが顔をグチャグチャにされた死体となって降ってきた!ジェイソンは本当に悲恋湖に脱獄してきたのか…そしてこのツアーの本当の目的とは―――?

登場人物

 

「オペラ座の怪人」をオマージュした初回に続き、某有名洋画からジェイソンが登場。顔を斧でグチャグチャにするえげつない殺人方法が鮮烈すぎ、あのホラー要素が強い堂本剛のドラマ版でもドラマ化され、更に殆どそのままアニメ化もされたので、もしかしたら拝借元以上にジェイソンが人々の記憶に焼き付いたんじゃないかという勢い(俺はアニメ、姉は堂本剛版でジェイソンを見て「金田一少年=怖い」なトラウマになった)。つーかよくアニメ化出来たなぁ…。

そんなわけでしっかりと単行本で読んだのは年を重ねての2012年…。あの頃に比べたらハートが強くなったな俺!

 

新登場人物ではフリーライターいつき陽介が初登場。事件中悪態をつき続ける、事件を元に小説を書こうとした、参加者に暴言を吐く、女子高生に手を出すという極悪人っぷりは今考えると殺人現場での虚勢だったのだろうか。美雪のいとこの橘川茂は身内キャラだし事件のネタを持ってくるポジションのキャラで定着するかと思えばあっさりとかなりさりげなく殺され…

 

顔面ズタズタは単に猟奇的なだけでなく遠野(橘川)殺しのフェイクが盛り込まれていて思わず戦慄。復讐で「妹を殺した奴が"オリエンタル号に乗ってたS.K."としかわからないからとりあえず全員集めて皆殺しする」という理不尽極まりない動機もあのコ○ンとは違うトンデモ動機感があった。しかし原作者が「金田一随一の大量殺人鬼を再登場させたかった」(by『金田一少年の全事件簿』)と語っていたように生死不明で事件が終わったが、再登場があんな中途半端な再登場だったのが何ともかんとも。

 

次回作からまた作風が少し変わり、以前のゲストキャラが再登場したり死んだりし始めるのでここまででまた一区切りかなといった感じがする。インパクト重視な事件はこれでほぼ最後かな?

★★★★☆

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